10月1日、慶應義塾大学の大学祭協力団体、五慶祭が発足した。参加団体は、三田祭、矢上祭、四谷祭、秋祭、七夕祭の5つの大学祭実行委員会で、代表は矢上祭実行委員会の片山智弘さん(理工2)。実行委員会の交流、情報交換を通して、各々の学園祭を盛り上げることが目的である。

 かつては学園祭同士の交流機会は少なかった。情報共有による日程トラブルの回避、各委員会の協力による広報活動の円滑化、委員同士の交流会による企画発案を目的として五慶祭は結成された。

 最初の活動としては、矢上祭のパンフレットに他キャンパスの学園祭と五慶祭の宣伝を掲載した。

 ただし、五慶祭はあくまでも協力団体であり、強制力をもつ統括団体ではない。そのため、各大学祭実行委員会の活動に支障を来すことはないと見られている。

 五慶祭は発足から日が浅いため、義塾の規定により現時点では未公認団体として扱われているが、来年には公認団体化を申請する予定だ。また、合併が決まっている共立薬科大学の学園祭、共薬祭を交えた六慶祭への発展も目指している。そのほかに、大学の学園祭が行われていない日吉キャンパスでのイベント企画の実施を目標としている。