Q:面接をやっていると会話形式で面接が進み、そのまま終わることがあるのですが、それは何を見られているのでしょうか?

杉原:一問一答形式にするとその学生のキャラクターが掴みづらいです。企業側は社内に入った時にどのように活躍するのかを想像するため、意識的に会話形式にすることがあります。会話形式でも自分なりのキャラクターや雰囲気を出すことができ、それがその企業の雰囲気とマッチしていれば会話形式の面接でも心配する必要はありません。

 

Q:ネットや本だけからでは企業のことを深く知ることは難しいので、OB・OG訪問をしたいのですが、ベストな時期と注意点について教えてください。

杉原:まず、OB・OG訪問は時期によって意味が異なります。今の時期(年内)は業界・企業研究のためにOB・OG訪問を行います。そして、年明けから3月ごろは自分が受けたい企業に顔を覚えてもらうために行います。

4月、5月になってくるとOB・OG訪問の予約が取りづらくなります。OB・OG訪問の際はテーマを自分なりに決めて質問をすると良いでしょう。オンラインで行っているところも多いので、ぜひ一度OB・OG訪問に行ってみてください。

 

Q:就活のサイトを見ていると「とりあえずOB・OG訪問をしておけ」というアドバイスをよく目にします。

杉原:OB・OG訪問に限らず、インターンシップでもそうですが、必ず行動の目的が一番重要です。目的があるのと無いのとではその後得られるものが全く異なるので、無目的に数を打つのではなく、目的を持って臨みそれが得られたかどうかの自分なりの満足度や成果が表れるように意識して取り組むことが大切です。

たとえば、社会人と話をしたことがないという学生は、社会人と言葉のキャッチボールを経験するという目的でOB・OG訪問に行ってみるというのも良いでしょう。

(石田真理子)

第3回は11月に公開予定です。乞うご期待!