第38回四谷祭が先月7、8日に信濃町キャンパスで開催された。

四谷祭は、慶大の医学部と看護医療学部による学園祭。同実行委員会が主体となって運営する。1978年に三田祭から分離独立して始まった。

内容は学園祭らしいエンターテイメント性を意識しつつ、主な来場者である受験生とその保護者、慶應病院に入院している子供を対象にした企画が中心だ。今年はオープンキャンパスを併設し、学校説明会や予約制の研究室見学会も行った。学部生による受験生相談コーナーには長蛇の列ができた。

隣接する慶應病院の工事の影響で場所の確保が難しく、ライブやコンテストなどは校舎内で行われた。メインステージでの、国家試験を控えた医学部6年生によるライブ、通称6年バンドは、初日の最後の時間に行われるのが伝統だ。

他にもステージ上ではミス・ミスターコンテストや、医学部の現役学生でありながらマジシャンとして世界大会優勝の経験を持つ志村祥瑚さん(医4)のマジックショーなどが開催され、充実の2日間になった。