報道

がん専門外来、本格稼働

腫瘍センター内にある点滴ルーム

迅速で包括的な治療を目指す

慶大病院の腫瘍センターで「がん専門初診外来」のウェブ予約が1月から開始、ついに本格稼働した。腫瘍センターは、昨年11月、新たに建設された3号館南棟4階に開設した。
腫瘍センターでは、さまざまながん領域の専門医だけでなく、緩和医療やリハビリ外来などをワンフロアに集め、包括的ながん医療を提供。外来患者の診断を迅速かつ的確に行い、1週間以内には治療計画を策定する。薬剤部では慶大病院全体の抗がん剤もすべて調剤している。
腫瘍センターの専任講師である高石官均氏は「患者が診療科をまわる従来の縦割り型システムの垣根をはらい、横との連携を強めることで、患者に優しくかつ高度な医療を提供したい」と話す。薬物療法、放射線療法、手術を組み合わせ、それぞれの患者にとって最適な治療法を選ぶ集学的治療も可能にする。
この患者中心のがんチーム医療「チームオンコロジー」は海外ではすでに広く普及。医療技術の向上と患者の権利意識の高まりが、この新たな取り組みを生んだ。
施設を拡大し、より良いシステムを作るために、高石氏は「多くのがん患者に腫瘍センターの存在を知ってほしい」と語り、今後のがん医療の進展に意欲を示した。

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