
慶應塾生新聞会では、先の第27回参議院議員選挙における塾生の投票動向を調べるため、塾生を対象とした世論調査を行った。
調査に応じた塾生のうち、投票に行ったのは70.0%であり、総務省の発表した全国の投票率58.5%を上回った。年代別で見ても、前回の第26回参議院議員選挙における全国の10代の投票率が35.4%、20代は34.0%であり、今回の塾生の投票率はこれらを大きく上回る結果となった。

投票に行った塾生の比例区投票先としては上から国民民主党(40.4%)、自由民主党(20.2%)、参政党(11.0%)、日本維新の会(7.3%)、チームみらい(7.3%)、立憲民主党(6.4%)、公明党(1.8%)、日本保守党(1.8%)、社会民主党(0.9%)と続いた。投票先を覚えていない含むその他は2.8%であった。また、今回の調査では共産党及びれいわ新選組に投票した人は確認できなかった。
最も投票先として多かった国民民主を支持する理由としては「手取りを増やすなど若い世代向けの政策が多いから」「(学外の)サークルで支援していたから」などが挙げられた。次点で多い自民党は「政権運営能力を鑑みて」「今の政治に不満はない」などの理由が出たほか、先の参院選で大躍進し、塾生の比例投票先第3位となった参政党に対しては「若者向けの政策が多い」「面白そう」などの声が上がった。
調査は25日、日吉キャンパス前の歩道にてインタビュー形式で実施し、塾生185人から回答を得た。比例区投票先については、内109人から回答を得た。なお、記事内の百分率は全て小数第2位を四捨五入している。
(山田あやめ)
※本調査での回答数は一般的な世論調査に比べ大幅に回答数が少なく、比較的大きな標本誤差が生じている可能性があります。世論調査における標本誤差に関しては、内閣府のサイトでも詳しく紹介されています。↓
https://survey.gov-online.go.jp/about/caution/