
4月1日、日吉記念館にて2025年度大学学部入学式が実施された。
雨曇りの空の下でも、会場は新入生の活気と荘厳な空気に包まれていた。
伊藤公平塾長は式辞で、福沢諭吉の生涯について紹介した上で、様々な学びを貪欲に深め、積極的に社会活動に参加することで挑戦を続けてほしいと述べた。さらにAIが急速に発展する社会において、重要な選択は人間が下していくという伝統を継承する重要性についても語った。
式では、教職員代表による式辞および新入生代表による入学の辞が読み上げられ、新たな門出を祝う厳かな雰囲気に包まれた。あわせて、卒業50年を迎えた1971年(昭和46年)116三田会の会員が参列し、寄付目録の贈呈と年度三田会代表による挨拶も行われた。
新入生は「これからの大学生活に不安もありますが、それ以上に新しい学生生活への期待が大きいです。慶應で多くの友人と交流を楽しみたいです。」と希望に満ちた表情で今後への思いを語った。