《喊声》2020年5月

新型コロナウイルス感染症の拡大は、止まる所を知らない。未知のウイルスは、瞬く間に世界各地に広がり、多くの人の命を奪った。

その中でも、志村けんさんの思いがけない死は、記憶に新しい。老若男女誰もが知っている彼の死去を受け、日本全体が悲しみに暮れた。国内のみならず、海外の主要メディアでも報じられ、世界中に衝撃が走った。日本で最も有名なコメディアンの一人として彼が愛されていたことを、再確認することとなった。

こうして訃報が報じられる度に、「後悔」という言葉を目にする。前述の志村さんに関しても、中居正広さんが「2人でのコントの誘いを断ったことを後悔している」と発言している。人は、いなくなってから初めて、存在の大きさに気付くのである。だが、どれだけ後悔をしても、本人には伝わらない。まさに「後悔先に立たず」なのである。

新型コロナウイルスに感染していても、無症状または軽症で済む場合もある。しかし、自分が感染源となり、大切な人を死に追いやる可能性は十二分にある。後悔しないためにも、私たち一人一人が予防対策を徹底しなければならない。一刻も早くコロナ禍が収束することを祈るばかりである。

(中西美結)