授与式で握手を交わす清家塾長とサーフ氏

「インターネットの父」ヴィントン・サーフ氏への名誉博士号の授与が今月13日、三田演説館で行われた。現代情報社会の基盤であるインターネットを支える技術の創出や普及に尽力した功績を顕彰した。

 

同氏は1960年後半からカリフォルニア大学ロサンゼルス校で研究、開発した通信プロトコル体系をスタンフォード大学で完成させ、現在のインターネット環境の原初を生み出した。

日本インターネット界の権威である村井純環境情報学部長とはインターネット初期から協働しており、慶大の研究者や学生らと交流してきた。

「Re-Inventing the Internet」と題した記念講演を同日、北館ホールで行い、「インターネットはまだ完成していない」と述べ、今後の展望をこれまでと比較しながら解説した。