冷え性対策~症状緩和策を本紙記者が実践 短期間でも効果あり

 1年で一番冷え込む時期が始まった。手足や寝起きの冷えなど、冷え性の人にとっては苦しい時期だろう。そこで冷え性の原因を探り、いくつか対策を実践してみた。 

 冷え性の大きな原因は、筋肉、自律神経、食事の3点である。まずは筋肉について。身体を温める熱を発生させるのは主に全身の筋肉だ。普段あまり運動をしない人は、筋肉を使う機会が減り、また筋力自体が細くなるので新陳代謝が低下し、身体が温まりにくい。
 次に、自律神経の乱れは体を暖める信号を送る機能に異常をきたす。自律神経は、喜怒哀楽をコントロールする神経中枢の影響を強く受けているため、大きなストレスは冷え性の大きな原因の一つだ。

 最後は食事について。食べ物は陽性、陰性に二分でき、このうち身体を温める食べ物が陽性で、逆に身体を冷やす食べ物が陰性である。それぞれの食べ物を具体的に挙げると、陽性の食品は主に肉類や生姜、コンニャク、ゴボウなどの根菜類。陰性の食品は生野菜や温帯、熱帯でとれるような果物、清涼飲料水などだ。ダイエットだからといって、サラダやフルーツばかり摂取し、身体を温める食品の摂取を疎かにすると気付かないうちに冷え性に陥ってしまう。

 今回、筆者が実践した対策は温冷浴、五本指ソックス、スクワットの3つ。温冷浴はあまり耳にしない言葉だと思うが、熱いお湯と、ぬるいお湯を交互に浴びることである。皮膚への温冷の交互の刺激が血流を促進させ、身体が温まる。すぐに身体が温まることを実感できる対策だ。

 次に五本指ソックス。冷えていても、気付かずに足先は汗をかいていて、それが冷えを助長する。五本指は全ての指先を靴下が包んで汗を吸い取ってくれるので、これにより足先の防寒が可能。身体の冷えは身体の先端からくるので、これは効果的といえる。

 3つめはスクワット。全身の筋肉の約7割は下半身に集中している。先に身体の発熱機関は筋肉だと触れたが、下半身の筋力を鍛えることが身体の発熱への近道。スクワットに抵抗がある方は、ウォーキングなど、手軽なものから始めてもよいだろう。軽い運動は、ストレスの解消にもなり、自律神経の安定にもつながるのだ。

 このような対策でも、寝起きの時は身体が冷えていない状態が実感でき、手足の冷えは軽減された。比較的短期で効果が実感できるので、実践してみてほしい。食事については、普段から意識することで自然と改善にむかうだろう。

(名倉亥佐央)