日吉で中国映画を上映  インディペンデント映画の特徴話す

教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)主催「日吉電影節2011」が先月7日、日吉キャンパスJ19教室で開催された。例年は新入生歓迎行事として6月に行われているが、震災の影響で先月の開催となった。

第一部では「新鋭監督短編集」が上映された。これは2008年の重慶民間映画交流展で上映された作品から、「80后」と呼ばれる80年代生まれの監督たちによる短編映画をセレクトしたもの。

「阿Q魚伝」といったブラックコメディや、「北京へようこそ」といった現代中国の社会問題を描いたものなど、計4作品が上映された。

第二部では講演会が行われ、北京電影学院教授で映画監督の章明(ショウ・メイ)氏、映画基金ディレクターを務める俳優の王宏偉(オウ・コウイ)氏、中国インディペンデント映画祭代表の中山大樹氏が登壇した。

章氏は中国において企業が映画に出資すると、国家の要求に規定された内容となってしまうことが多いと説明。その上で、個人が出資し映画制作自体も個人が行うことで、それらとは違った自由な内容・形式を取ることができるというインディペンデント映画の特徴を強調した。王氏は、映画制作のための基金を設立することでインディペンデント映画を広め、同時に新しい人材の育成も行うという現在の活動について話した。

また、商業性のない映画が評価されづらいことや、インディペンデント映画を上映できるようなミニシアターの数が少ないことなど、中国における映画や映画上映に関するさまざまな問題点に触れた。