鳥類に絵の好みがあることを発見 渡辺教授らが初めて証明

グローバルCOEプログラム「論理と感性の先端的教育研究拠点」の渡辺茂教授と大学院博士課程の一方井祐子研究員は、ブンチョウに絵画の好みがあることを突き止めた。これまでに渡辺教授の研究で、ハトは訓練すれば絵を区別できることが報告されていたが、実際に絵画を使って鳥類に絵の好みがあると分かったのは初めてである。

実験では、ブンチョウを長い鳥籠に入れ、途中3ヶ所で絵画を見ることができるようにした。絵画はスクリーン上に映し出され、7秒毎に絵を替える。3ヶ所のうち2ヶ所は日本画、印象派、またはキュビスムの絵で、1ヶ所は灰色のパターンが映される。

絵の前にいる時間を計ったところ、7羽中5羽が印象派の絵よりキュビスムの絵の前に長くいることがわかった。同じ方法で日本画とキュビスムの好みを調べたが、こちらは個体によって好みが分かれた。

この実験は、絵の好みに差があることを示しただけであり、なぜキュビスムの絵を気に入ったのかについては今後検討していくという。