《MITASAI REPORT-2022》落語研究会 伝統芸能を繋ぐ

11月20日、第一校舎122教室にて、落語研究会による『慶應寄席』が行われた。三田祭期間中毎日行われるが、この日は15時より1年生による大喜利「フレッシュ大喜利」が盛り上がりを見せた。

大喜利に挑む1年生5人

多くの企画がしのぎを削る日曜日の昼時にもかかわらず、小さな子供からお年寄りまで幅広い世代が訪れ満席となった。1年生にとっては初めての三田祭でもあり、緊張が見え隠れしながらも個性あふれる、「フレッシュ」の名にふさわしい演目となった。

2年生が司会を務めた本企画は、前後半に別れて進められた。前半では、1年生の5人が初めての三田祭での大喜利に挑戦。お題は「こんなコンビニ店員は嫌だ、どんな店員?」「あだ名が『匠』の小学生、どんな小学生?」「異世界の大学受験にありがちなこと」の3つ。難しいお題にもかかわらず登壇した1年生からは次々と答えがあがり、客席からは時折「おぉ〜」と感嘆の声も聞こえた。

会場は満席となった

この日「フレッシュ大喜利」に登壇したツイー亭青鳥(ブルーバード)さんと丑三亭髑髏(しゃれこうべ)さんさんにインタビューした。「慶應の落研は大喜利を含めいろいろなバリエーションをやっている。すごいにぎやかなのでこれからもどんどん盛り上げていきたい」と青鳥さんは意気込んだ。「毎日楽しい企画を用意しておりますので、ぜひ足を運んでもらいたい」同じく1年生の髑髏さんは「テレビの向こうの『笑点』とかでやっていることを自分でもできる。見ている皆さんとも一緒に楽しめたかなと思いました。慶應でもっとも頭のおかしい人たちが集まっているので楽しみに来ていただけたら」とユーモアを交えつつ語った。

会場は満席となった

実は、「フレッシュ大喜利」の前にもうひとつの目玉が。学生の自作台本による「新作落語」だ。通常、落語は既存の台本を使って演じる「古典落語」が一般的だが、ここでは学生がゼロから考案した落語が発表された。新作落語は客の反応も未知数で、古典落語と比べて演じる難易度が高いと言われる。本演目では、猫カフェ、テレビ番組や電子決済など現代的なワードを交え、古いイメージにとらわれない落語が披露された。そんな落語に挑戦した落語研究会・とん治さんにインタビューした。

「落語はやはり古いイメージ、それを現代っぽくして聞きにきた高齢者の方も若い方や小さい子も楽しめるのを意識した」ととん治さんは語る。「対面の開催で去年よりお客さんが2倍から3倍いて緊張しましたし、反応も多かった。落研は毎日全身全霊でやっているのでたくさんのお客さんに見てもられるとうれしい」と満足そうに語った。

自身の演目を振り返るとん治さん

落語研究会の発表は最終日まで続く。足を運んでみてはいかがだろうか。

個性豊かな部員が登壇する

(埴田悠智・田畑海登)