剽窃チェックの忘れ、とんでもないトラブルに巻き込まれることになるかも?

高校では稀だったが、大学に入ってからは頻繁に書くことになるレポート。特定のトピックについて考察と研究を重ねてまとめるレポートは、まさに大学での学習において重要な部分を占めている。だからこそ、不正行為に対しては常に注意する必要がある。

「剽窃」に要注意!不正行為は重い処分も

慶應義塾では学部学則第188条に則って、不正行為を行うことによって義塾の気品を損ねた場合には、退学の処分を含む重い処罰の対象となる。この不正行為には代筆、剽窃、カンニングなどが挙げられるが、いま一度注意を呼びかけたいのは「剽窃」だ。膨大な量の文献を引用する時、自分も知らないうちに剽窃に当たる書き方をしているかもしれないからである。 

最近様々な大学で問題になっているのは、いわゆる「コピペ」だ。要するに、ネット上で公開されている情報を引用表示なしでそのまま自分のレポートに書き写す行為である。たとえ無料で不特定多数を対象とした文献であっても、二次利用が原作者によって禁止されたり、出典を明確にすることを要求したりする資料も多いので、気をつけなければならない。出典の確認を怠ることが多い図表や写真なども、クリエイティブ・コモンズにより保護されているものが多い。どの範囲まで使用していいのかを確認することを勧める。

バレなきゃ大丈夫…? 甘い!検出ソフトも進化

かつては「バレない限り大丈夫」という認識で剽窃が日常茶飯事に行われがちだったが、最近は剽窃を検出する技術も発達している。慶應義塾で使われている学習サポートサイトのCANVASでも、レポートを提出するたびに「Turnitin」というソフトを用いた剽窃確認が行われている。教授が自身の目で直接許容範囲内の引用であるか、剽窃であるかを確認するより精度が高く、公平性を保つことができる。提供元のTurnitin社によると、国を問わず同じ形式で全ての電子版の出版物各々に付与されているDOI(Digital Object Identifier)という識別子を通じて類似性検査を行っているという。データベースは非常に幅広く、類似性検査の対象となる文はおよそ7兆フレーズに及ぶ。コビペ以外にも、既に出版されている論文とかなり類似性が高い場合には、剽窃を疑われることもある。

不安解消のために

ただし、引用はレポートを書くことにあたって欠かせない。他の人の意見に触れず、自分の意見だけを貫くレポートは心もとないものだ。だからこそ、引用すること自体を躊躇してはいけない。そこで、正しい引用表記を熟知することが必要不可欠である。こういったレポート作成における不安を解消させるためには何をすればいいのか。

学期中には、義塾のメディアセンターを利用してみるのも一つの解決策である。日吉メディアセンターには学習相談というサポートがあり、添削を除くレポート作成の諸々の要望に応じてくれているとのことだ。
時間に追われていたら剽窃チェックをしてくれるソフトを使うのも役立つ。文章を入力するだけで、引用するのを忘れたかも確かめられるし、剽窃になりかねない文を見落とすミスも事前に予防できる。

今一度確認を

思い切りレポートに取り掛かったのに、剽窃だと判断されて処罰されたらもったいないのはもとより、法的トラブルが発生することも有り得る。こういうトラブルを前もって防ぐために、いま一度時間をかけて自分のレポートを確認するべきではないか。

パクテヨン