「教えて先輩!」就活OB・OGインタビュー

「就活」と言う言葉に漠然とした不安を抱く塾生は多いのではないか。そんな塾生の不安を少しでも解消すべく、今回の記事では「就活ってどうやって始めるの?」「スケジュールはどんな感じだろう?」「面接対策は何をすれば良いのかな…」といった就活におけるさまざまな疑問に対し、基本的なことからためになるアドバイスまで、今年の4月から新社会人となった慶應塾生新聞会のOB・OG2名に話を聞いた。

Jさん:法学部法律学科卒業 情報通信業勤務

Kさん:法学部政治学科卒業 人材総合サービス業勤務

職種と仕事内容について

J:テレビ局の放送管理部門で働いています。放送管理部門には営業・イベント企画・広報・人事・経理があり、業務は多岐に渡ります。

K:人材総合サービスを提供する会社の営業職です。求人広告や人材紹介、人材派遣などのサービスがありますが、その中でも営業職は人と企業をつなぐやりがいのある仕事です。

志望理由と会社の魅力について

J:一番の魅力は、公共性の高い仕事ができることです。公共メディアなので、どの立場の人にも寄り添う放送ができる点や、全ての仕事が視聴者のためにつながっている点にやりがいを感じました。

K:入社後、自分自身が活躍できる場所であると思い、その魅力に惹かれました。この会社では企業理念に『人間成長®︎』や『入社後活躍』を掲げています。また、どこでも通用する力を身につけるという、CSA(CareerSelectAbilitiy®︎/キャリア自己選択力)を提唱しています。CSAを高めるために必要な観点を「考え方×能力×環境」という方程式で整理し、考え方や能力を身につけ、どのような環境を選ぶべきなのかについて示しています。考え方は大きく分けて7個、能力は20個に分類されます。

今回は、考え方の一つである目標必達性について説明します。目標必達性とは現状に満足することなく、常にチャレンジングな目標を掲げ、その達成に強くこだわることです。続いて、20個の能力の一つに他者活用力がありますが、これは自分にわからないことがあったときに、周囲の人達を巻き込みながら目標を成し遂げる能力のことです。このように、入社後に企業業績に貢献して結果が評価される、その行動能力のガイドラインが明確に示されていることが他の会社にはない魅力であると思いました。

企業の情報をどこで得ていたか

J:興味のある会社のホームページにアクセスし、説明会やインターンの日程を調べました。今勤めている会社の情報に関しては、『就活応援NHK』というTwitterアカウントが目に留まったことがきっかけでした。このアカウントでは就活に関するアドバイスや現在の時事問題についても分かりやすく解説されているため、塾生には是非お薦めしたいです!

K:自分の志望する会社のセミナーに参加することで、業務内容や企業理念について具体的な話を聞くことができ、そこで情報を得ていました。

就活のスケジュールについて

J:大学3年生のサマーインターンから始まりました。11月には本格的にエントリーシートの提出を始め、私は数十社応募しました。その後、4月から6月にかけて面接活動があり、就活が終了したのは4年生の6月下旬でした。

K:大学3年生の12月頃から2月までにかけては、準備期間として企業の情報収集や自己分析などの準備を行なっていました。3月に入り、広報解禁が行われた後は、面接などの選考期間(3月〜6月頃)に移りました。

面接対策について

J:面接で問われそうな質問とその答えを予め書き出したり、自分の面接練習をカメラで録画し、態度や声などを自己分析したりしていました。また、三田キャンパスのキャリアセンターでアドバイザーの方に模擬面接を行ってもらい練習していました。

K:面接の1〜2週間前に予め質問を用意していました。面接後に自己分析をして次の面接に生かすことも大切だと思います。これといった面接対策は特に行なっていなかったですが、しっかりと対策はした方が良いと感じたことがあったので塾生には準備の大切さを伝えたいです!

面接や履歴書では自分自身をどのようにアピールしたか

J:ゼミと企業の共同プロジェクトでリーダーを務めた経験やアルバイトでの経験について話しました。自分の強みについて話せる経験談はいくつか準備しておくと良いです。企業が求めている人材と自分の経験談の内容がしっかりと一致していることも面接の上で大事なことだと思います。

K:慶應塾生新聞会で編集局長を務めていた経験や高校時代にボート部でコックスと呼ばれる司令塔のポジションにつき、チームを引っ張ってきた経験について話しました。自分自身の過去を振り返っても周囲を引っ張る立場にあり続けていたことから、その継続力や最後までやり切る力を自分自身のアピールポイントとして話しました。

塾生へアドバイス

J:一人でやるには限界がある!ということを伝えたいです。本当にやりたいことが何かわからなくなってしまった時期がありましたが、一人で自己分析をしているだけでは終わりが見えませんでした。私は自治体が行っていた新卒応援ハローワークに行き、自分の話を聞いてもらい、会話をしていくことによって自分のやりたいことを見つけることができました。これは時間的にも精神的にも非常に有り難かったです。皆さんも、就活期間でつまずいたり、悩んだりしたときには一人で抱え込まずに友達・先輩・家族など誰かを頼ってください。自分が本当にやりたい仕事をすることが大切です。皆さんの就活を応援しています!

K:皆さんにアドバイスしたいことが、大きく分けて4つあります。
① 面接練習をしっかりしよう!
面接練習を他人に見てもらうことを恥ずかしがったり、怖がったりしないことです。しっかりと準備を行えば、その分結果はついてきます。

② 自分自身を理解しよう!
皆さんの中には、プライドが高い人もいると思います。その人はプライドが高いことを自覚した上で、『このプライドが邪魔をするときもあるんだ』と思って一度横に流すことが大事です。周りと自分を比べず、焦らないことが非常に重要です。

③ 周りの人を頼ろう!
就活時期に人を頼ることができるのは就活生の特権です。先輩や友達を頼ってはいけないと考えることはやめましょう。自分の弱みを他人に見せることも大事です。しかし、周りからの意見は参考程度にして、最終的には自分の意志で就職したい会社を選びましょう。周りを頼ったときは、感謝だけでなく、アドバイスを受けて結果がどうだったかを伝えることも大切です。

④ とにかく行動しよう!
これは社会人になってからも言えることですが、社会ではあなたの評価をあなたの結果で見ます。どれだけ能力があっても結果が出ないことには評価する土台にすら立つことができません。結果を出すためには、行動量が重要です。『努力して解決できることなら努力して解決する』という言葉にある通り、行動量は沢山の努力の積み重ねで成り立ちます。課題が目の前にあり、努力して解決しようとしているのならば、その課題設定も重要になります。努力して解決できるような課題設定をし、とにかく行動して結果につなげることが大切です。

たくさんアドバイスはありますが、最終的には自分自身の健康と就活を楽しむことが大事です。頑張ってください!

就活の実態について知ることができ、私自身非常にためになった。2名とも、周りの人を頼ることの大切さについて話してくださったことがとても印象的であった。自分が本当にやりたいことを見つけ、実のある就職活動をしていきたいと思う。

 

(米山穂波)