《MITASAI REPORT-2021》パレットクラブ展示会 「実物」の感動と衝撃がここに

西校舎地下一階、心地よい静寂に包まれた場所で、美術サークル・パレットクラブの展示会が三田祭期間を通して行われている。

受付を通り、展示会場に進むと、絵画から立体まで多種多様な作品が待ち受ける。部員の作品がプリントされたイラストカードの販売もある。

展示のようす
多種多様な作品が並ぶ
部員の作品を使用したイラストカードも販売された

慶應義塾大学唯一の公認美術サークル、パレットクラブ(総勢72名)。三田祭に向け、日吉のアトリエで作品制作に励んできた。去年の三田祭では、新型コロナの影響により、オンラインでの展示を余儀なくされたパレットクラブ。学校単位でのオフラインの展示会は、実に2年ぶりだという。念願の対面での展示会にあたり、代表の峯尾さん、日吉代表の佐藤さんに話を聞いた。

代表の峯尾さん(左)、日吉代表の佐藤さん(右)

「実物のテクスチャ、質感は写真だとどうしても潰れてしまう。立体作品が360度の視点から見られるのも魅力」と峯尾さん。対面での展示会の一番のメリットは、視点が制限されるオンラインと違って作品を最大限に味わえる点だろう。鑑賞者と作品との距離感も、筆跡に宿る繊細さや荒々しさも、オフラインでしか感じることができない。来場者と受付の部員との会話も、対面ならではだ。「制作者と実際に話せるというのも、対面で行う展示会の面白いところ」

来場者の中には、「偶然通りかかったから」見に来たという人も案外多いそう。偶然の出会いほどワクワクするものはないだろう。「普段見に来ない人が見に来るというのも、三田祭での展示の醍醐味かもしれない」

今後の展示会については未定だが、毎年恒例の早慶展をはじめ、対面の展示会を開催したいという希望を二人は語る。部員の思案と努力が積み重なった作品たち。まだ見ぬ感動との思いがけない出会いが、今後も楽しみだ。

 

(三尾真子)