昨年度ミスター慶應に輝いた白木慈恩さん(商2)。今年からミスター慶應は慶應ボーイコンテストへと名称を変えるが、そこにはどのような経緯があったのか。今年度は運営の立場から慶應ボーイコンテストを支える白木さんにその想いを取材した。

慶應ボーイコンテストへと名称を変えた理由を教えてください

これまでの「ミスター慶應」は正直容姿が重視される傾向がありました。それでは慶應でコンテストを行う意味はなく、「ミスター慶應」である意味もありません。そこでコンテストの内容を「慶應生よる、慶應のための、慶應のコンテスト」に変えたいと思ったことがきっかけです。

内容だけを変えるのでは認知がされにくいことから、コンテストの名称自体を変えることにしました。「慶應ボーイ」という世間的にも知名度の高い言葉を使うことで、新たなコンテストの内容にもふさわしい名称になったと感じています。

 

新たな審査基準を設けたとのことですが、それはどのようなものでしょうか

コンテストの審査で大きく変わるのは、性格など内面が重視される点です。自分が昨年グランプリを獲得できたのは、インスタライブなどを通じて周囲の友達やファンの方々が内面を評価してくださったことが大きかったと感じています。

審査基準には独立自尊・半学半教といった福沢諭吉の精神に基づいた五つの要素を取り入れており、教養をみるための面接なども行いたいと考えています。

 

名称を変えたことにより周囲の反響はありましたでしょうか

周囲からは、コンテストが堅く見え、応募しにくくなったという意見もありました。

一方で今年度のファイナリストに慶應愛の強い人が集まったり、運営を希望する現役の慶應生が増えたりしたという変化もありました。今回の名称変更で「慶應によりフォーカスしたコンテスト」と印象付けることができたと実感しています。

 

最後に、白木さんの思いをお聞かせください

このコンテストによって「慶應に通いたい」と思う人が増えてほしいです。「慶應ボーイコンテスト」が「慶應による、慶應のための、慶應のコンテスト」になり、慶應の魅力が伝わるようなものになってほしいと思います。

 

(宮城里名)