皆さん、青春18きっぷはご存知ですか?

JRが12050円で売っている切符です!

「高い!」と思われるかもしれませんが、5回分日本全国のJRが乗り降りし放題という大変お得な切符です。
世の中には食べ放題、飲み放題、動画見放題など、さまざまな「○○放題」がありますが、乗り降りし放題ほど楽しいものはないと思います。よく、青春18きっぷを長距離移動の手段として使っている人がいるのですが、それはちょっともったいないです。

今回は、僕が思う青春18きっぷの使い方を、三月に東海道を下った自身の旅と重ねながら解説していきますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。

キーワードは「ひとり旅、無計画」

まずは僕の旅行記をどうぞ。

※旅行は3月上旬に行われました。

旅の始まり

とりあえず東海道線を下って名古屋まで行くということだけを決め、渋谷駅4時50分発の始発を目指して家を出る。時間に余裕がある方が良いに決まっています。こういう旅は最寄り駅の始発に乗るのが得策です!

品川始発の東海道線に乗り込み、鉄道唱歌の発車メロディーと共に、いざ品川出発!

 

「降りたくなったら降りる」をモットーに名古屋までの一人旅が始まる。日が昇って少しずつ明るくなってきたころ、終点の小田原に到着。電車を乗り継ぎ、終点の熱海駅に着くと、みな猛ダッシュで階段を降り、豊橋行きに乗り換える。

あとから知ったのですが、熱海駅での席取り合戦は名物らしいので、気を付ける必要があります。もっともコロナウイルスの影響で乗車率が低く、今回はその心配はなかったのですが(笑)。

 

 

さて、最初に降りた駅は富士川駅。

写真を見てもらえれば降りた理由は一目瞭然ではないでしょうか?今日は雲一つない快晴という予報。息をのむほどに富士山が綺麗にすそ野を広げていました。富士川に逆さ富士が見られたのも運が良かったのでしょう。訪れた富士川鉄橋は富士山の撮影スポットとして名高いのだといいます。

ラッシュ時とはいえ、電車は一時間に4本程度。

一本逃せば惨事が起きかねないので、降りた駅で次の電車の時刻を確認するといいです!熱海から清水までは左手に海、右手に市街地といった構図が続きますが、思い出したかのように突然ビルが視界に入ってきます。

 

そう、県庁所在地の静岡に到着です。

静岡はかつて駿府と呼ばれ、国府が置かれるなど飛鳥時代から駿河地方の行政の中心を担ってきました。駅から伸びる大通りを歩くと、城下町としてやはりどこか貫禄がある町だと感じます。

 

グルメをめざし気ままに観光

さて、いくら無計画な旅行とはいえ、東海道の楽しみといえばやはりグルメです。

江戸時代から交通量の多かった東海道。その需要に応えるべく、沿道では数々の特産品が生まれてきました。

浜松で餃子を食べることを決める。そうなると、お昼までにあと一カ所かなと思いながら電車に乗りこむ。この辺茶畑なかったっけ?と思って調べてみると、茶畑で有名な牧之原台地は金谷駅が最寄りであることが判明。いざ、向う!

ちなみに、青春18きっぷを使った東海道線の移動は静岡県内が一番きついといわれていますが、それはロングシート運用の通勤型車両しか走ってないのが原因です。

旅慣れしていない人は途中駅で少し休憩をとるか、あえて席に座らず、立って移動する時間を作ることをおすすめします

 

(次ページ:ついに東海道を代表するあのグルメを食す!)