候補者の若林卓実さんのコメント

―投票をどのように呼びかけていましたか。

・出席した授業はすべて、前に立って選挙への参加を呼びかけました。
・休み時間には、生協前とメディアセンター前でビラの配布を行いました。
・日吉の下田学生寮には2回程伺い、一度目はすべての部屋を回って、投票を直接呼びかけました。
・二度目は、留学生と体育会生のポストすべてに選挙への参加を呼びかけるビラの投函を直接行いました。
・日吉塾生会館も、三田の学生団体ルームにも、すべての部室に直接伺いました。
・体育会各部や、その為関係団体の方々にも直接グループラインやメーリングリスト等で、選挙への参加を呼びかけました。
・SFCだけでなく、日吉や三田、矢上にも伺い、終電まで投票を呼びかけました。医学部の式典にも出席し、投票を呼びかけました。

―投票率が10%を下回ってしまいましたが、結果について。

今回の選挙について、様々な方々に協力して頂きました。感謝の気持ちとともに、期待に添えずに選挙が不成立となってしまい、申し訳ない気持ちで一杯です。投票率は10パーセントに満たず、不成立となってしまいましたが、2092名もの方が私を信任投票して下さいました。信じて、信任して下さった方々の想いを胸に、これからも應援指導部リーダーとして恥じぬような行動をもって示して参ります。

―今後について。

残念な結果とはなってしまいましたが、候補者として、やれることはすべてやりました。今回の選挙に関しては何も悔いはないです。
選挙活動を通じて様々なことを学ばせて頂きました。
選挙の大変さや辛さを身を以て痛感しました。
今までの、應援指導部として応援をする立場から、反対に応援される立場となって初めて応援の心強さを感じることができました。
これからは、今まで通り、應援指導部としてできることすべてやって、塾の勝利と発展の為に、謙虚に自分らしく活動に励んで参ります。
残り限られた塾生生活を、悔いの残らないように過ごしたいと思います。
皆さん本当にありがとうございました。

全塾協議会選挙管理委員会のコメント

―投票率が10%を下回ってしまいましたが、結果について。

不成立となってしまいましたこと、結果を真摯に受け止めております。選挙管理委員会としての広報体制や投票方法など、あらゆる視点から今回の投票率に関する事項を精査してまいります。

―電子投票のシステムエラーは確認されていますか。

現在のところ、大きなシステムエラー等は確認しておりません。ただ、ログインの切り替えができていない方が大変多くいらっしゃったことは確認しております。また、webブラウザー等によってはシステムに対応できていない場合がございました。今後、システムに問題がなかったかも含めて、検証してまいります。

―今後の対応。

今後のスケジュールに関しては全く未定です。全塾協議会に報告の上、そのあとの対応は議会となります。また、投票方法に関しましても、現時点で選挙の検証が十分でないため、未定でございます。

―仮に半年以内に選挙が成立しなければ、どのような事態が起こり得ますか。

確定事項としては、塾生代表が決まらず、規約に基づき、全塾協議会が解散いたします。
基本的には、全塾協議会によってなされていた業務全般に支障がきたすと考えられます(自治会費の分配停止など)。また、全塾協議会所属団体は、一独立団体となります。そのため、大学側からの今まで同様の待遇がなされない可能性がございます。具体的に各団体等で起こりうる事態に関してはコメントを差し控えさせていただきます。

(執筆・構成=山本啓太)