飲み会、練習、BBQ… 泊りがけの相性診断

サークルの最初のイベントの一つに、新歓合宿がある。新入生がサークルの雰囲気を知り、先輩と仲良くなれるイベントだ。まずどのサークルの合宿へ行こうか迷う新入生も多いことだろう。
そこで、今回は不安を持つ新入生のために様々なジャンルのサークルに新歓合宿についての諸情報を聞いた。

今回ご協力いただいたのは、学内最大規模を誇るテニスサークルのForever、オーケストラサークルのワグネル・ソサイエティー・オーケストラ(以下ワグネル)、国際交流サークルのPLURIO、法律団体の律法会だ。


■日時や費用

Foreverは5月のゴールデンウィーク4日間を使って、群馬県で新歓合宿を行う。費用はおよそ2万円で、班ごとでのテニスの練習や班同士での交流戦を通してみんなで楽しむことを目的としている。

ワグネルの新歓合宿は少し特殊だ。合宿はそれぞれの楽器ごとに行われ、参加した新入生の退部は基本的には認められていない。参加する際には注意が必要だ。日時は例年5月初旬から中旬、場所は山中湖、河口湖、相模湖、千葉方面など。費用は1万5000円~2万円程度。

PRULIOと律法会は塾内全体でも最大規模のサークルだが、新歓合宿を行っていない。

新歓合宿は、5月中に行われることがほとんどだ。もし参加したいなら日程を確認して、休日の予定は空けておこう。費用は2万円以内に収まるか1万円を切ることもある。調整次第で二つの合宿に参加することもできるだろう。


■交流の場が沢山

テニスをしたり、演奏をしたりと、日中はそれぞれの日常のサークル活動を体験できるようになっている合宿が多い。実際の同期や先輩と活動した雰囲気がわかるので、サークル選びの参考になる。

また、昼間の内に友達があまりできなかったとしても、焦ることはない。新歓合宿のもう一つの醍醐味には、夜の飲み会がある。「飲み会」といっても大学1年生には未成年も含まれるため、ゲームをしたり、あくまで交流を深める場として設けられている。

サークルによって学年の壁をつくらない、あるいは先輩と後輩の上下関係をしっかりさせる、という違いがある。飲み会ではそういったサークルの「カラー」を知ることも出来るだろう。


■用意するもの

合宿の持ち物としては、早速ラケットや楽器などの道具を必要とすることもあれば、着替え以外特になし、ということもある。どの合宿に行くか検討するときは、よく確認しよう。その他の事前準備として、一年生男子は「一発芸」を求められることが多い。なにかひとつ持っていくといいだろう。


■まとめ 

サークルに所属すれば、その中で履修や将来について相談できる先輩ができる。一緒に遊びに出かける同期もできる。泊りがけの新歓合宿は、そうした人たちを見つけることができるいい機会だ。サークルごとの新歓合宿の内容をよく確認して参加し、大学生活の良いスタートを切ろう。  
(河合遥香)