CLIP編集局で議論を交わす学生記者たち
CLIP編集局で議論を交わす学生記者たち

SFC CLIPの一連の記事は、CLIP側の新歓実を問い直すという問題意識の下で書かれた。今回の騒動の総括、今後の新歓の在り方について、編集長の平井貴絵氏(総4)にお話を伺った。

|今回の一連の騒動に関して、CLIP編集長の平井さんはどのような判断で記事を出したのでしょうか。
一番初めの記事は、コラムなので、書いている人の問題提起として捉えている。総会に出て疑問が生まれたということもあり、内容として問題がないだろうという判断から掲載した。「会計処理の問題」と「クリーニング代 カラ支出」の記事は性質が異なると思っている。最初の記事は単に会計の無駄遣いがあるのではないかという問題提起。後の記事は、皆から集めたお金を使う不正に使ったのではないかというもの。取材して、裏は取れたと判断した。個人名に関しては、公開資料からの引用なので大丈夫だろうというのが編集部内での一致した判断だった。(事実を報道するという)確固たる信念でやっている。問題を投げかけたからには、新歓に参加する一団体として、何か協力できることがあればしていきたい。
―新歓実、SLとの話し合いの過程、内容を教えていただけますか。
新歓実とメールをやりとりしていたが、突如としてメールが途切れた。記事を号外にしたのも、このため。当初はお互いの望む話し合いの形が違ったが、問題が問題ということもありお互いが調整して実現した。話し合いの場では、CLIPが新歓実に疑問をぶつけていく形だったが、回答が得られたため、今回の件に関しては、これ以上は書かないと思う。
―今の新歓実という組織に関して、何か改善点はありますか。
今回の騒動で、新歓実は本当にやりたがる人がいないのだと感じた。今みたいに各サークルから連れてくるしかないんだなと。立候補者に一定の利益が与えられるのも仕方ないと思うが、新歓実に立候補したひとの利益が、事前の発表と、入った後に知らされるのが違うところにも問題がある。学生にも新歓実というのがどう活動しているのかあまり知らされていないのが現状。情報公開をもっと進めたほうが新歓実自身のためにもなるのではないか。

今回の一連の騒動は、組織の在り方、会計処理の在り方など多くの問題点を明らかにしたものだ。大学の新歓を円滑に実現させるためにも、運営側、参加側の納得した形での組織運営が望まれる。 (遠藤和希)