シェイク姿がきまっている
シェイク姿がきまっている

西校舎2階廊下に立ち寄ると、テーブルの上に並んだ大量の瓶がほの暗い明りに照らされた、落ち着いた雰囲気を醸し出した教室が手前に見える。523B教室。Cocktail club GROWが運営する学生バーである。
代表の松井渓さん(薬2)にお話を伺ったところ、同サークルは今年で創部9年を迎える、三田祭でバーを出店するのが目的のサークルだそうだ。基本的には週に1回、三田祭直前になると週に3回活動している。普段の活動は、シェイクをはじめカクテル作りの練習が中心だそうである。
カクテルは一律で500円。おつまみも用意しているが、持ち込み可としており、食べ物を持ってくる客もいるという。「バーやカクテルというものは学生には少し敷居の高いものだと思いますが、こうして学生で作って、お値段も手ごろにすることで、少しでも身近に感じてもらえたら」と松井さんが語るように、学生が足を運びやすいムードが出来上がっており、訪れる客は学生が多いという。実際に店内は学生で溢れかえっていた。王道のマッティーニやミドリという綺麗なお酒からつくられるチャイナグリーン、歌や映画の影響でなじみの人も多いセックスオンザビーチなどが売れ線だそうだ。
学生で賑わったバー。そんな普段味わえないような少し不思議な空間は、訪れた人には貴重な思い出となることだろう。
(佐野広大)