『日経ウーマン』編集長インタビュー 働き女子にも『女子力を』

日経ウーマンでは、働く女子がつながる場を提供している
日経ウーマンでは、働く女子がつながる場を提供している

最近、テレビや雑誌などで「女子力」という言葉をよく目にするようになった。特に世の働く女性の間で、「仕事も私生活も輝くために女子力を高めよう」といった動きがあるようだ。

女子力とは一体どのようなものなのだろうか。今回は、「働く女性の女子力」について「日経ウーマン」「日経ウーマンオンライン」の編集長である麓幸子氏にお話を伺った。

日経ウーマンは「仕事を楽しむ・暮らしを楽しむ」をテーマに掲げ、仕事にも私生活にも役立つ情報を得ることができる、働く女性のための情報誌だ。そして「日経ウーマンオンライン」は 日々さまざまなトピックに関心を持つ働く女子のニーズに応えるため、2年前から開始された「日経ウーマン」のウェブ版である。オンラインでは働く女子のコミュニティである「女子部」を立ち上げて交流イベントを開催するなど、情報提供だけではなく、働く女性たちがつながるための場も提供している。

「今の働く女性は、キャリア意識や自立志向が高い。自分一人の時間も大事にします。可処分所得も高く、服装やメイクにも気を使っていておしゃれです」と麓氏は言う。

男女雇用機会均等法施行などの法整備、環境の変化により、以前に比べて働く女性の数は増えた。しかし、多くの日本企業の男女比率は正社員ベースで8対2と、依然として女性の数は圧倒的に少ない。

しかし、男女関係なく高いパフォーマンスを求められる現在の企業。女性だからといって甘えることは許されない。麓氏は「自分が女性であることを忘れる。これが働き女子にありがちな特徴です」と話す。「女性は男性と共に働く中で忘れかけてしまいがちな、自分の『女性性』を再認識し、ストレスフルな状態から解き放たれることが必要」とした上で「働く女子がオシャレを楽しむことはもちろん、自分のスキルアップとして習い事をしたり、私生活を充実させるために料理や生花などの趣味を始めたりすることなど、『自分をマネジメントする力』を『女子力』と言うのではないか」と語った。

最後に、これから働き女子として社会に羽ばたく女子大生に、「大学生活にテーマを決めて、充実したものにしてほしい。学業だけでなく、サークル活動や恋愛もして、経験を積んでほしい。自分を高めるという意識を持つことが大事」とメッセージを送った。

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12月1日に日経BP社から日経ウーマン別冊『女子学生のための就職バイブル2013年度版』が発売される。また麓氏の息子の就活体験をもとに書いた『就活生の親が今、知っておくべきこと』(日本経済新聞出版社)が11月10日に出版予定。働き女子として社会へ羽ばたく一歩を踏み出すため、是非一読を勧めたい。  (森田清美)