博報堂と東京大学教養学部教養教育高度化機構が主催している大学生のためのブランドデザインコンテストBranCo! をご存じだろうか。今回はBranCo!の予選を通過したチーム「ゆかいなさんにんぐみ」のリーダーを務める富木さん(政2)、チームメンバーの工藤さん(国際基督教大学)と矢座さん(ハーバード大学)に二次選考への意気込みやチームでコンテストに挑む意義について話を聞いた。

 

どのような経緯でこのメンバーでチームを組んだのでしょうか?

富木さん「三人とも高校の同級生で、私と工藤の二人はボランティア部で幹部を務めていました。去年は私と工藤と、あともう一人でチームを組んで参加して二次選考まで進むことができました。今年は矢座くんも誘って新しくチームを組みました」

左から富木さん、矢座さん、工藤さん

BranCo!に参加したきっかけは何でしょうか?

富木さん「BranCo!のことは偶然知って、面白そうだと思って参加しました」

工藤さん「私はもともと言葉やデザインにこだわるのが好きで、興味を持ちました」

 

富木さんはリーダーを務めていらっしゃいますが、リーダーとしての役割や気をつけていることはありますか?

富木さん「私が特にしていることはスケジュール管理やメンターの設定などです。リーダーだから特別意見を出すということもなく、全員で意見を出し合って話し合いを進めています」

 

チームで活動を進めるうえでの難しさを教えてください。

富木さん「私たちは高校生の頃から仲が良かったので、基本的には発言に躊躇がなく、言いたいことは我慢しないです。意見を言いやすく、雰囲気も良い環境だと思います。議論がテーマからずれてしまう度に話し合って修正するように心がけています。話を起動に戻す役割は、だいたいいつも工藤がやってくれています」

工藤さん「一人ひとり得意分野が違うので、方向性がばらつくことはあります。三人で共通認識をとることは難しいですし、時には意見がぶつかることもあります。ですが、それぞれがチームの中で異なるポジションを受け持ち、バランスをとれるように心がけています」

 

BranCo!に活かせている今までの経験は何ですか?

富木さん「私たちが通っていた高校には、プレゼンテーションをする機会がよくあったので、それは今に活きていると思います」

工藤さん「ボランティア部の活動では、自分たちで取り組みたい課題を見つけて、その解決策をイメージし形にしていました。そのプロセスには慣れていました」

 

「ゆかいなさんにんぐみ」さんのチーム目標を教えてください。

富木さん「今年のBranCo!のテーマは『幸せ』です。『幸せ』とはどういうことなのか、内省的に見つめなおしながら、『幸せ』の繊細さを見つけていきたいと思っています。今年も公開の残らないプレゼンができるように、そして、決勝進出を目指して頑張ります」

 

毎年100を超える大学から、1000を超える学生が参加するビジネスコンテストBranCo!。本年度は2月11日(土)の13:30から東京大学駒場キャンパスにて決勝が開かれる。知能と想像力を駆使し、互いがしのぎを削る白熱の場に、今後も目が離せない。

 

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(久米里佳)