慶應大学 経済学部の第2外国語を知る【慶應塾生新聞オンライン限定】

慶應義塾大学経済学部への進学が決まった皆さん、おめでとうございます!

4月から始まるキャンパスライフをどのように思い描いているでしょうか。サークルや授業など、入学すると決めなければならないことがたくさんありますが、必ずやらなければならないことの1つが外国語の登録です!

経済学部では、選択の幅は他学部に比べ狭いものの、週に3コマは必修となるため、どの言語を選択するか悩むのではないでしょうか。そんなあなたのために、それぞれの外国語でどのように授業が行われるのか、学生目線で紐解いていきます!先生により授業の内容や評価方法などは異なるため、ここに書かれていることはあくまで参考にしていただければと思います。

※注意:以下の内容は、2021年度以前のものです。履修に際しては、シラバスや『外国語科目・総合教育セミナー履修案内』などを必ず参照の上、選択してください。

経済学部の2外とは

経済学部では、「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「スペイン語」の4言語から1言語を選択する。講義は週に3コマで、必修授業となる。2学年になると、週1コマが必修となるが、希望する人はそれ以上に受講することも可能だ。

中国語

○どうして履修しようと思ったの?

  • 経済学部の2外の選択肢は少ない中でも、中国は隣の国なので身近に感じたこと、そして近年中国の影響力が大きくなっていることから中国語を選びました。
  • 中国の影響力が大きくなっている国際社会を踏まえ、1番将来的に役に立ちそうだと思ったから。また、高校時代に中国語を履修していて、基礎文法や基本単語を覚えていたこともあり、大学での負担を減らせると思ったから。

 

○授業ではどんなことをやるの?

  • 週3回授業があり、教科書に沿って進められます。授業では文法をメインに学習して、余った時間で会話練習などを行います。また、単語は基本的に自習することが求められます。
  • 経済学部の中国語は、中国語Ⅰ・Ⅱ/ab(週2回)と中国語Ⅲ ab(週1回)の2つに分かれ、それぞれで発音・文法の学習をする。学習範囲は概ねどちらも同じで、進度もほぼ同じ。そのため、中国語Ⅲ abの進度は早く感じる。中国語Ⅰ・Ⅱ/abは、1,2週間に1度対面の授業があり、残りはオンデマンド授業だった。優しい教授の場合なので、期待し過ぎには注意。

【中国語Ⅰ・Ⅱ/a b 対面授業】主に発音中心の授業で教科書の音読などをする。毎回小テストがあったが、範囲は教科書の単語リストと例文を覚えるだけなのでそこまで手間ではない。文法の補足や中国文学・文化・政治などの話もあり、さまざまなことを勉強する。

【中国語Ⅰ・Ⅱ/a b オンデマンド授業】主に文法と教科書本文の解説をする。授業は30分くらいしかなく、すぐ終わった。他に10分くらいで終わる課題があるだけで、正直かなり楽だった。中国語Ⅲは全てズームで行われた。かなり厳格な教授だった。

【中国語Ⅲ a b ズーム授業】

主に発音の練習をする。一度発音するだけなので、10分くらいで授業は終わった。ただし、授業後に毎回カメラオンにした状態で目を瞑って暗唱するテストがあった。暗唱する範囲が教科書10行以上あり、これが毎週なのでかなり負担に感じた。

左から単語統一テストの単語帳、中国語Ⅰ・Ⅱ/a bの教科書、中国語Ⅲ a bの教科書

 

○授業はどんな雰囲気だった?

  • 教員は2人いて、どちらもとても優しい先生でした。和やかな雰囲気で授業が進められます。また、会話練習などでクラスメイトとの交流もあります。
  • 【中国語Ⅰ・Ⅱ/ab 対面授業の場合】基本的にあてられることがなく、自由な雰囲気だった。【中国語Ⅲab ズーム授業】当てられて即答しないと減点されるので真面目に聞いていないといけない。教授が厳しい人だったので、ちょっとピリピリしていた。

 

○履修していて楽しかったところ・よかったところ

  • 中国語は文法がシンプルで、文字も日本で使われる漢字との共通点が多いので学びやすかったです。また、同じクラスの人と一緒に受ける授業なので、クラスメイトと仲良くなれたこともよかったです。
  • 麻雀をする際に正しい中国語の発音で言えること。
  • 中華街に行って看板の意味が理解できること。

○履修していて、難しかったところ、大変だったところ

  • 初めの頃は発音に苦労しました。中国語では、声調というイントネーションを区別する必要があり、慣れないうちは難しかったです。また、日本語にない発音もたくさんありますが、先生が丁寧に教えてくれるので心配はいらないです。
  • ピンイン・繁体字・日本語と3つセットで覚えなくてはならないこと。
  • 発音が母音だけで7個あり、発音パターン(声調)も5パターンあること。非常に難しかった。

○課題の量(教授によるため、一例)

  • 基本的に課題はなく、授業中の学習がメインになります。ただ、不定期で小テストや単語テストがありました。
  • 【中国語Ⅰ・Ⅱ/ab】基本的にかなり楽だった。ただし、12月に単語帳100ページくらいの単語統一テストがあり、これがとても大変だった。単語統一テストはなぜか経済学部だけやっているみたい。
  • 【中国語Ⅲab】毎週の暗唱小テストがかなり大変だった。やらないと普通に落単するので耐えるしかない。頑張ろう。

○期末テストの様子

  • 期末試験には、会話のテストと筆記試験の2つがありました。会話の方は事前に質問が公開されるので、準備すれば問題なかったです。筆記試験では、日本語訳、中国語訳、単語などが問われます。
  • 【中国語Ⅰ・Ⅱ/ab】

ほとんどが文法問題で、リスニング問題と教科書本文の問題が他に出る。平均点は60前後を推移していて、勉強すれば普通に点数を取れるのでナーバスになる必要はない。文法問題は文法事項を理解した上で例文を暗記すれば大丈夫。リスニング問題は簡単だったので、わざわざ対策はいらなかった。教科書本文はおおよそ暗記すれば満点取れる。

中間期末の年4回テストがある。平常点3割、テスト6割、単語統一テスト3割なので、バランスよくそれなりにやればよい。

  • 【中国語Ⅲ ab】

春はオンライン試験で、システムトラブルが頻発しひどい有様だった。平均点30点とかだと思われる。

秋は対面試験でリスニング問題と文法問題だった。全て教科書からそのまま出た。リスニング問題は音源が早すぎて聞き取り不可能なので、本文を完全に暗記するしかなかった。




ドイツ語

○どうして履修しようと思ったの?

ドイツ語はドイツ、ベルギー、スイスなどヨーロッパの数多くの国で使われているため、将来交換留学の機会を広げるためにはドイツ語を受講したほうがいいと思い、履修することにしました。

ただ、PEARLクラスだけみると、ほぼすべての学生はドイツ語が第一志望ではなく、中国語など他の言語のクラスの無作為抽選から落ちて、ドイツ語を受講します。

○授業ではどんなことをやるの?

基本的には会話、聞き取り、読解など満べんなく学びます。会話の場合は、オンラインだとZoomのブレイクアウトセッションを通じて、そして対面だとeduromシステムを通じて、他の受講生とドイツ語に会話する時間が設けられます。また、文法などはプリントなどを用いて学習します。

言語以外に、ドイツの文化についても学びます。とりわけドイツの歴史に集中し、ドイツのいろいろなことを学べるTwitterアカウントの紹介もしてくださいます。

○授業はどんな雰囲気だった?

ドイツ語の実力を向上させるための授業というよりは、ドイツ語とともにドイツのさまざまなことを習う授業として受け入れたほうがいいと思います。文法や単語なども当然習いますが、受講する時間自体が短く、授業の途中で突然、ドイツに関する他の話に切り替える時もあるためです。

○履修していて楽しかったところ・よかったところ

中間テストがないため、中間テスト期間にはすごく楽です。自分はオンラインで受講するためもらえなかったですが、教授にお菓子をよくもらえるみたいです。

○履修していて、難しかったところ、大変だったところ

とにかくドイツ語の発音が完ぺきにできないと、S判定をもらうのはすごく難しく、教科書をすべて暗記しない限り、期末試験で高い点数を狙いづらいです。ドイツ文化に興味がないと、面倒だと感じる時もよくあります。

○課題の量(教授によるため、一例)

基本1回の授業につき2-3枚ですが、チェックされないため、あくまでも自由です。

○期末テストの様子

【Oral Test(話すテスト)】

他の学生1人と教授と一緒に、話題や示された問題について色々話し、評価されます。ただ文章を読み上げる、発音テストもあります。

【Writing Test(書くテスト)】

示された写真を見て書く問題や、ドイツ語で話しているのを聞いて書くDictation Testなど、問題は様々です。

 教授が二人以上いると、各々Oral TestとWriting Testを受け、期末を4回受けることもありますので、期末テスト期間になると勉強量が増えます。




フランス語

○どうして履修しようと思ったの?

親戚でフランス語が喋れる人がいたので、教えてもらえるかなと思い、フランス語にしました。

○授業ではどんなことをやるの?

日本人の先生のクラスが週2、ネイティブの先生のクラスが週1であります。それぞれのテキストに沿って授業が進んでいきます。中間試験と期末試験があり、1年で4回の試験があります。それに加えて、単語テストも定期的にあるのでテスト勉強は大変ですが、復習できるのでついていけないことはないと思います!

○授業はどんな雰囲気だった?

私のクラスはゆっくりとしていおり、みんなが分かるように進んでいる感じだったため、厳しい雰囲気ではありませんでした。クラスのテストの出来が悪かった時は先生がキャラメルを持ってきてくれて応援してくれました笑 

とても美味しかったし素直に頑張ろうって思いました!

○履修していて楽しかったところ・よかったところ

唯一の対面だったのでクラスの子に会うことができて楽しかったです。

○履修していて、難しかったところ、大変だったところ

英語がそもそも苦手なので、言語を学ぶことに元々とても抵抗がありました。英語も理解できていない人が新しい言語を学ぶことは大変だな、と感じましたし、時制がたくさんあり難しかったです笑

○課題の量(教授によるため、一例)

オンデマンドの時は練習問題を解く課題がありました。対面授業ができていた時はそこまで課題はなかったように思います!

○期末テストの様子

テストの難易度は簡単ですが、4回あるのでテスト勉強が大変です。私は文法よりも単語を覚えるのが大変だと感じました。