ライセンス事業促進統括本部 テクノロジーソリューションアーキテクト本部 中山耕一郎さん
ライセンス事業促進統括本部、テクノロジーソリューションアーキテクト本部、      中山耕一郎さん

就職活動関連の記事を読んでいると、理系大学院生の就職活動が紹介される機会が少ないと感じる。そこで今回、日本オラクル、ライセンス事業推進統括本部・テクノロジーソリューションアーキテクト本部でプリンシパルセールスコンサルタントとして活躍している慶大理工学部出身の中山耕一郎さんに、学生時代の自身の就職活動や入社後の仕事をお聞きした。
日吉キャンパスで過ごしていた頃は、あまり勉強していた記憶がないという中山さん。アイスホッケーのサークルに入り、サークル全体で朝の5時や夜中の1時にスケートリンクを貸し切り、アイスホッケーに励んでいた。そうした生活に慣れるのには1年かかったという。2年生からはそうしたハードスケジュールにも慣れてきて、矢上キャンパスに行くと、授業や研究が忙しくなった自身の活動の拠点をスケートリンクから研究室に移した。
中山さんは機械工学を専攻しており、設計工学の研究をしていた。特に大学院の研究室では、パソコンがたくさん置いてあったため、コンピューターに触れる機会が多く、その頃から情報系やIT系の業界に興味を持ち始めた。
就職活動が始まると、ほかの文系の学部生、院生と同じようにエントリーした。ただし、OB・OG訪問はあまり多くは回らなかった。文系と違い、理系の学生はあまりOB・OG訪問に時間を削ぐことはないという。しかし、中山さんの話を聞く限り、文系学生との違いはそれほどないように感じられる。
業界を絞るのも考えものだと思い、ほかの業界も見ていたが、やはり情報系、IT系以外の業界にはあまり興味を持つことが出来なかった。必然的に受ける会社の数は絞られていた。
結果として、内定をもらった会社もあれば、残念な結果もあった。その中で迷った末、日本オラクルを選んだ理由は「人」。もちろん、入ってみなければその会社の面白味や魅力を本当に理解することは出来ない。「仕事のモチベーションを上げて、楽しく仕事をすることが出来るところに行きたいと思った時、それを決めるのは何かと考えると、一緒に仕事をする仲間、上司、風通しの良さといった『人』であった」と中山さんは語る。そうした「人」が、内定をもらった会社の中で一番合っていたのが、日本オラクルだった。
実際に、会社に入る前と入った後の印象は変わらなかった。入社してから、4カ月の研修を終えた後、現在はセールスコンサルタントとして、お客様に対してコンピューターに関するシステムサービスの開発や営業を行っている。
最後に就職活動中の学生に対して、「仕事はある程度楽しんでやった方がいいです。自分が何をやれば楽しいのかということをしっかりと見つめ直して、その興味を軸に、最後は自分のフィーリングで理想の仕事をみつけてもらいたい」。
(石川智成)
今年は通常の就職活動特集に加え、IT業界で働くの塾員を取り上げる。先輩がどのような学生生活を過ごし、どういうキャリアを歩んでいるのか、是非参考にして欲しい。メディアの次世代ではインターネットを取り上げた。   (IT業界取材班)