学生目線でPenmarkを開発 慶大生企業家・横山直明さんインタビュー

取材に応じる横山直明さん

タップするだけで大学のあらゆる情報が全て手に入るアプリ、それがPenmarkだ。今回は、Penmarkを開発した若き起業家であると同時に、現在慶大経済学部4年に在籍中の横山直明さんに話を聞いた。

 

時間割アプリにとどまらない機能性

Penmarkは時間割アプリであるだけでなく、それを皮切りにほかの学生とコミュニケーションがとれるSNSツールだ。例えば、同じ授業を受講している同級生とのトーク機能を使えば、授業の不明点や、テスト情報についてのやりとりが気軽にできる。また、先輩の授業評価を参考に履修を組むことも可能だ。今年度からはサークルやゼミなど個別のコミュニティが作れる機能が導入された。そこで仲間とつながり、情報交換をすることもできるようになった。

授業情報の交換や同級生との交流は、ツイッターなどほかのアプリで事足りると感じる塾生も多いのではないだろうか。だが、ツイッターをはじめとするほかアプリとPenmarkの大きな違いは「効率性」だ。

「例えば、授業のテスト情報を知りたいとする。ほかのアプリでは、まず慶大生を探し、その中から同じ授業の学生を探すなど多くの手間がかかる。一方で、Penmarkでは履修者同士で効率的につながることが可能です」と横山さんは語る。

利用する学生のさらなる利便性向上を目指し、横山さんはアプリの進化を常に考えているという。

「今後は単位計算や、空き教室、電車の時刻表の検索が全てこのアプリ上で完結できればと考えています。Penmarkが多くの学生の生活を支える、大学4年間のインフラツールになれればと思います」

 

Penmarkにはさまざまな仕様がある(=提供)

 

手段としての起業

Penmarkの開発経緯には、必修科目を見逃し、留年してしまったという横山さん自身の現体験がある。学内の情報格差を身に染みて感じていたからこそ、それに困っている学生を助けたいという強い思いがあり、今の活動の原動力になっていると語る。

また、Penmarkはその行動指針に「Student First」を掲げている。どんな意思決定をするときでも、自分達の損得勘定で判断するのではなく、まず学生の目線に立って考えるということだ。「Penmarkは、現在利益を一切度外視して運営しています」と横山さんは話す。

経済的に満足できる生活がしたいというのであれば、外部のベンチャーキャピタルから出資を受け、いわゆるスタートアップとして事業を起こすのではなく、優良企業に就職したり、フリーランスでスモールビジネスを行ったりした方が確実に良いと横山さんは言う。起業に伴う大変な苦労を考えると、割に合わないからだ。

それでは、横山さんを含め、なぜ起業という選択肢を選ぶ人が多いのだろうか。横山さんは次のように語る。

「起業はそれ自体が目的ではなく、あくまでも手段です。自分のやりたいことがベースにあり、それを実現する一手段として起業があるからだと思います」

 

多くの人に出会い、多くの人の考えに触れる

学生時代に将来を考える上で、やるべきこととは一体何であるのだろうか。横山さんは「とにかく選択肢を増やす為に時間を割くことが大切だ」と話す。

「自分の将来は自分が手元に持っている選択肢の中からでしか選べません。大切なことは、より多くの人に出会って、より多くの考え方に触れること。それは、大学という大きなコミュニティに属する学生ならではの経験だといえます」

2万8000人の塾生がいる慶大には、2万8000人分の価値観が存在すると横山さんは話す。そのたくさんの価値観に直接触れることには限界があるだろう。しかし、Penmark上でなら、可能かもしれない。

 

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(野尻茉央)

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