2020年度入学生の集い、1年半越しに開催 アリーナ席がほぼ満席となる盛況に

9月21日、「2020年度入学生の集い~塾長とともに慶應義塾を知る~」が開催された。2020年度入学式の中止、延期を経てついに開催された本イベントだが、昨年度入学した学生は、1年半越しにはじめて全員が日吉記念館に集まる形となった。学部ごと3部に開催が分かれた今回のイベント。経済、法、商の各学部・研究科の学生が対象となる第1部は、日吉記念館の1階アリーナ部分に用意された席がほぼ全て埋まるほどの参加者となった。

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2020年度入学生の集いは、今年就任した伊藤公平塾長の挨拶から始まった。伊藤塾長はウサギとカメのストーリーを引用し、成功するウサギになることを説いた。

「福沢先生の建学の精神から、慶應では全世界の先導者になるための学びができる。社会を先導するためには元来よしとされてきたカメではなく、ウサギとならなければならない。そのために必須なのが、楽観的に最悪を想定することだ」

一方で、本当の意味で、社会の先導者となるウサギができることは、次世代のためにより良い社会を作ることだけだとも語る。そのためには仲間と手を携えることが必要だ。「仲間や教員とかかわりながら、慶應で社会の先導者となる学びを実践し、前の世代から受け継ぎ、そして次の世代につないでいく社会を作ってほしい」

最後に伊藤塾長は「コロナ禍以前のキャンパスライフを知らない諸君は、元に戻るのではなく、新しいキャンパスライフを作ってほしい。そして世界に誇る慶應義塾を作っていってほしい。一緒にキャンパスライフを楽しみましょう」と締めくくり、あいさつを終えた。

 

次に、第1部では山岸広太郎常任理事からメッセージがあった。自身の経験から、在学中にたくさんのターニングポイントを経験することが大切だと語る。第2部では、松浦良充常任理事から、慶應義塾とはどんな大学か、そして自身の専門である教育、とりわけリベラルアーツについての話があった。第3部では天谷雅行常任理事が、仕組みを追い求めるライフタイムラーナーとなってほしいというメッセージを送った。

 

2020年度入学生の集いは、塾歌で締めくくられた。コロナ対策の観点から、斉唱はなく、1番の音源を聞くだけにとどまった。壇上者が退場したあとは、スクリーンで応援指導部からの入学を祝う動画が映し出された。動画が終わると、密を避けるため着席しているブロックごとでの退場となり、2020年度入学生の集いは幕を閉じた。式後、日吉記念館前の広場には多くの人が集まり、思い思いに記念撮影をする姿が見られた。

 

(写真:会場となった日吉記念館)