10月20日、日吉キャンパス来往舎でメディア・コミュニケーション研究所公開講座「夢をカタチにする力」が開かれた。
講演者は俳優の別所哲也氏。別所氏は慶大法学部法律学科卒。在学時は英語會に所属し、英語劇に力を入れていた。
講義内容の中心は別所氏が近年力を入れているショートフィルムについてであった。実際に3本のショートフィルムを見つつ、メディアに携わる上での注意点やメディアの役目、これからの課題等について語った。
別所氏のショートフィルムについての認識は初め、「見るに足らないもの」であったという。しかし、アメリカでショートフィルムの可能性に触れ、自らの、そして世間の先入観にぶつかった。
この先入観を打破するため、ショートフィルムの映画祭を企画。更にこれを通じ欧米が基準でない「日本から発信できる価値付け装置」を作っていきたいと語った。
軽快なトークにより講義は終止和やかなムードで進んだ。当日は学生だけでなく様々な年齢層の聴講者で満席となった。