《日吉研究所 No.4》代官山編

 

Three Twins Ice Cream 代官山店

代官山駅中央口を出て、すぐのお店。駅ビルの一階にあり、Cosme Kitchenに併設している、かわいらしいロゴマークが目印のThree Twins Ice Creamではオーガニ ックアイスクリームをいただくことができる。

特徴的な外観

Three Twins Ice Cream 一号店はカリフォルニア州、サンラファエルで誕生した。創業者のニールは、最初からオーガニックアイスクリームを作ろうとしたのではなく、信頼する生産者の原材料のみを使用し美味しいアイスクリームを追求した結果、オ ーガニックアイスクリームに辿り着いたのだという。代官山店ではこのようなブラ ンド背景を大切にしており、本物のアイスクリームの美味しさやオーガニックの安 心感を伝えるために店員から積極的に試食提供・コミュニケーションをとることを意識している。

大人気のホームメイドワッフルコーンは、本国で直接教わったレシピを日本人好みにアレンジしており、甘さ控えめになっている。また、「creamy matcha(クリーミ ーマッチャ)」「Hello Houjicha(ハローホウジチャ)」は日本限定で開発されたフレーバーだ。本国のコンセプトを引き継ぎつつも、日本の店舗として様々なアレンジを加えている。

私は一番人気のフレーバーであるレモンクッキーを注文した。レモン風味のアイスクリームは香りがよく、味は驚くほどリッチでありながら甘みは全くしつこくない。後味もよく、クリーミーさのなかにもさわやかさが感じられる。大きめのクッキー からは食感へのこだわりも感じられた。また、全てのフレーバーに化学調味料が一切使われていないため安心して味わうことができる。

ロゴマークと一番人気のレモンクッキー

私たちが訪れた日曜の昼下がりは、若い女性や小さな子供連れの方を中心にたくさんのお客さんが来店していた。代官山に出店しているからこそ、感度の高い人たち に向けメニュー開発やサービスクオリティは常に意識しているのだという。最後に、学生へのアピールポイントを聞いてみたところ、特におすすめなのは 3 つの味が選べる“スリーツインズサイズ”。14 種類もあるフレーバーの中から好きな フレーバーを選んで、みんなでシェアをして楽しんでもらいたいとのこと。毎月 3 日に、“スリーツインズの日”を開催しており、スリーツインズサイズのアイスクリ ームがお得に楽しめる。(通常価格 550 円+税➡320 円+税)

友達と一緒に訪れて、素敵な空きコマにしてみてはいかがだろうか。

カフェ・フォリオ

四つ葉の看板を目印に、この喫茶店は地下にひっそりとある。モダンで開放的な店が多い代 官山だが、階段を降りて扉を開くと一転、カフェ・フォリオのどこか懐かしい雰囲気に包ま れる。歴史を感じさせる深い色の革張りのソファ。木目のテーブルは美しく光っている。仄 暗い地下空間にはピアノジャズが流れ、どこかノスタルジックな気分に浸ってしまう。

懐かしい雰囲気に包まれた店内

1982 年に創業し、今のマスターは3代目だ。「コーヒーはもちろん、椅子も、テーブルも、 全て含め店の雰囲気になってくるから、掃除することが一番大事」とマスターは語る。毎日 決して怠ることのない丁寧な掃除が、昭和レトロな世界観を美しく保っている。店名「フォリオ」は、イタリア語でクローバーという意味。イタリアのレースで、欠員が出て新人が抜擢された際に、彼が運転するアルファロメオのロゴの横に四葉のクローバーを貼って願掛けし、見事そのレースで優勝したことが由来となっている。初代マスターは車愛好家だったようだ。カウンターから見える棚には、光る車の模型があることからもうかがえる。

3代目マスターのおすすめはやはりオリジナルブレンド。生豆を数ヶ月熟成し、深煎りさせ たオールドビーンズを使い、ネルドリップで丁寧に落とす。創業当時から変わらない、すっ きりとした後味のフォリオ・コーヒーが楽しめる。まろやかな味わいのカフェ・オレもおす すめ。前日から5〜6時間かけて抽出した水出しコーヒーを使っている。レアチーズケーキ は、今のマスターがイタリアンのシェフである友人から教わったレシピを、子供でも食べれ るようアレンジした、こだわりの逸品だ。休日、ショッピングで代官山を訪れた家族連れの お客さんにも人気だそうだ。代官山駅から徒歩 3 分。一人の時間に浸りたいとき、読書に没頭したいとき、是非訪れたい喫茶店だ。

代官山 蔦屋書店

日吉キャンパスから片道20分、東急東横線代官山駅から徒歩5分。代官山 蔦屋書 店は旧山手通り沿いの、あふれる新緑の中に建っている。 代官山 蔦屋書店は 3 つの建物から成る。そして、それぞれのフロアで取り扱っている本が異なる。私たちは、まず 1 階を巡った。

1 号館では文学、哲学、歴史、ビジネスと人文科学系の本を幅広く取り揃え、自然科学コーナーも合わせてアカデミックからの需要に応えている。2 号館ではデザイン、建築、美術、車と領域の専門性が高い本が並ぶ。3 号館では旅行、文具、料理など趣味に関する話題を取り扱う。これらの建物をまっすぐに貫き、あたかも代官山 蔦屋書店の目抜き通り、大路のような様相を呈しているのは MAGAZINE STREET だ。この道沿いに雑誌を眺めるだけで、世界中の情報を余すことなく知ることができる。

私たちは MAGAZINE STREET を脇目に、ジャンルごとの専門書店に入った。その道中、私たちの質問に答えていただきながら、訪問経験が無かった我々を導いて下さったのは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ広報担当の元永さんだ。「みなさんが知るTSUTAYA よりも全体的に年齢層が高い」と元永さんは 語る。確かに、棚を眺めると洋書が多い。年齢層が高いからこそ可能な品揃えであり、一般的な本屋とは一線を画している。我々が訪問したのは平日の月曜日だったが、幅広い年齢層のお客さんとすれ違った。休日には家族連れも多く来店するそうだ。

私たちはふと疑問に感じていた質問をした。「現代、Amazon など通販サイトの普及が進む中、リアルな本屋はどうやってお客さんを集めているのでしょうか?」 元永さんは本屋がお客さんに提案できることはまだまだ多いのではないか、と提唱 する。「例えば葛飾北斎の本が欲しかったら、検索ボックスにそのキーワードを入力して表示された本から選びますよね。でも本屋ならば、実際に本を手に取ることができる分、眼中に無かったような新しい本との出会いの場を提供することができます」

最後に 2 号館 2 階、ラウンジ「Anjin」で学生へのメッセージをいただいた。「学生の時に聞いていた授業の内容は、年月が経てば忘れてしまいますよね。与えられたものはすぐに忘れてしまう。だからこそ、自分から学ぶことが重要です。そして本を読んでほしいです。せっかくなら書店に来て、本と新たな出会いをしてほしいですね」

ラウンジ「Anjin」

 

ペリエ・シャーベット「Anjin」ソフトドリンク