慶應塾生新聞会 三田オフィス

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《日吉研究所 No.4》代官山編

今回私たちが訪れたのは、日吉駅からおよそ20分ほどの距離にある代官山だ。渋谷からは目と鼻の先だが、都会の喧騒に疲れた時に訪れる人も多いと聞く。
2日間かけて5軒のお店にお邪魔した私たちは、そこでささやかな非日常を体験することができた。それぞれの記事から、”代官山”独特の雰囲気を感じ取ってもらえたら幸いだ。

 

春水堂 代官山店

代官山駅から徒歩 1 分、巨大なタピオカミルクティーのオブジェが一際目を引く店がある。春水堂の日本 1 号店である代官山店だ。

春水堂は台湾・台中で 1983 年に創業して以来、台湾で 50 店舗を展開するお茶専 門カフェであり、昨今話題のタピオカミルクティー発祥の店として知られる名店だ。日本は春水堂の海外展開第 1 号店であり、代官山店を皮切りに全国に14店展開されている。

私たちが訪れたのは日曜日の昼下がりということもあり、多くの人が店の外まで列 を作っていた。店内に入ると味のあるインテリアが目に留まり、代官山店が醸し出 す台湾の世界観に引き込まれてしまった。日本 1 号店ということもあり、代官山店は台湾の雰囲気が一番表現されているという。以前までは造花を飾っていたが、「一つでも偽物があったら他にも偽物があるのではと感じてしまう」という本物へのこ だわりを大事にする台湾本部の言葉から、生花に置き換える徹底ぶりだ。学生はもちろん、他の店舗に比べるとビジネスマンやファミリー層といった幅広い年代が訪 れる人気店だが、出店当初は苦労もあったようだ。しかし、台湾スイーツや台湾グルメのブームにより認知度も上がり、春水堂の品質に対しての強いこだわりから生 まれる中国茶の美味しさからリピーターが増えたという。品質にこだわるドリンク 作りは、「お茶マイスター」と呼ばれる春水堂が設けた独自の資格を取得した社員さんのみがドリンク作りを行うことを許可されており、台湾本部が厳選して選んだ茶葉と毎日サトウキビから手作りで作るシロップを使い、無添加・香料不使用で提供している。確かに、これほどにもこだわりの詰まったお茶があることを知ったら飲んでみたくなる。

店の外にまで行列ができている

春水堂といえばタピオカミルクティーのイメージが強いが、台湾のローカルフードもまた魅力の一つだ。料理に対してのこだわりも強く、食材は厳選したものを使用し、日本人の口に合うように日本オリジナルのレシピ提供している。店員さんおすすめのメニューは台湾スイーツである豆花だそうだ。一つひとつ手作りで、トッピ ングによるアレンジができるのが魅力であるという。タピオカミルクティーだけでなく食事もできるお店は少なく、カフェとしてだけではなくレストランとしても様々なシーンで利用してもらいたいとのことだ。店内で台湾料理を味わうもよし、テイクアウトしたタピオカドリンク片手に散歩するもよし。春水堂代官山店は塾生の空きコマをひと味もふた味も違うものにしてく れること間違いなしだ。

人気のタピオカミルクティー

十勝 銀龍苺 代官山店

東急東横線代官山駅から徒歩6分のところにある、十勝 銀龍苺 代官山店。ここでは、北海 道・十勝の音更町で生産された、銀龍苺とその美味しさを生かしたお菓子をいただくこと ができる。

店内のショーケースには銀龍苺とその美味しさを生かしたお菓子が並んでいる

銀龍苺は、「さがほのか」という品種の特性を最大に引き出した苺だ。当初インターネット上のみでの発売だったが、2017年12月に代官山にこのショップがオープンし、東京でも十勝の苺の味を楽しむことができるようになった。銀龍苺そのものだけでなく、苺ソフトクリームなどのお菓子も販売されている。中でも特徴的なのは、「あとのせ苺大福」だ。和菓子屋さんで売られている苺大福といえば、大福の中に苺が包まれているものをイメージするのではないだろうか。しかし、銀龍苺の苺大福は、ケースに入った苺を取り出し、自分で大福に載せて食べる。このスタイルの苺大福になったのは、苺農家として苺を最大限においしく食べてもらいたいという思いがあるからだ。北海道の和菓子屋さんで、銀龍苺の平均糖度に合わせた甘さの大福をオーダーして作ったものを使用している。少量の生クリームが含まれ、十勝の小豆をふんだんに使った大福だけを食べると、甘さは控えめだ。中に入っているタイプの苺大福は、苺の発酵が進 みやすいため、苺本来の味と違ってしまうことがある。つまり、食べる直前に載せることで新鮮な苺の美味しさを最大限に堪能できる。銀龍苺の甘みとそれをさらに引き立てる「あとのせ苺大福」は、新鮮な苺と大福の出会いが口いっぱいに広がり、幸せな気分になる。

あとのせ苺大福

NHK の連続テレビ小説「なつぞら」で注目を集める十勝エリアで、1 年間を通しておいし い苺が生産されていることはあまり知られていない。今後は、北海道物産展への出店や近隣の店舗への営業を通して、銀龍苺の知名度を高め、その美味しさを広めたいと考えているそうだ。十勝 銀龍苺 代官山店に行けば、「おしゃれな街・代官山で高級ないちごを楽しむ」という特別な空きコマにきっとなるだろう。苺好きは必見のお店だ。