[写真リポート] U20世界ラグビー選手権~予選プールBハイライト

6月5日、ラグビーのU20(20歳以下)世界ラグビー選手権が秩父宮ラグビー場(東京都港区)などで開幕した。予選プールB組の日本は、イングランド、サモア、スコットランドと対戦するも、予選プール3戦全敗。各プール4位のチーム同士で行われる順位決定戦(於:名古屋市瑞穂公園ラグビー場)に回ることを余儀なくされると同時に、来年大会の出場権を失った。

今回の世界選手権には、慶應義塾大学蹴球部所属の仲宗根健太君(総2)が出場している。
仲宗根君に関する情報は弊紙7月号に譲るとして、ここでは6月5日~13日にかけて行われた予選プールB組の試合の模様を写真付きで紹介しよう。

この写真リポートを通じて、ラグビーの国際大会の雰囲気、熱を感じ取ってもらえれば幸いである。

◇予選プールB組 試合結果◇
6月5日(於:秩父宮ラグビー場)
17:00 Kick off ○サモア代表 17 - 14 スコットランド代表 ●
19:00 Kick off ○イングランド代表 43 - 0 日本代表 ●

6月9日(於:秩父宮ラグビー場)
17:00 Kick off ○イングランド代表 30 - 7 スコットランド代表 ●
19:00 Kick off ○サモア代表 29 - 20 日本代表 ●

6月13日(於:秩父宮ラグビー場)
13:00 Kick off ○イングランド代表 52 - 7 サモア代表 ●
15:00 Kick off ○スコットランド代表 12 - 7 日本代表 ●

◇予選プールB組 順位◇
1. イングランド代表
2. サモア代表
3. スコットランド代表
4. 日本代表

13日に行われたU20日本代表 vs. U20スコットランド代表戦の試合前、国��斉唱時の日本代表の面々【慶應塾生新聞会】
13日に行われたU20日本代表 vs. U20スコットランド代表戦の試合前、国歌斉唱時の日本代表の面々。薫田真広・日本代表監督が全幅の信頼を置くHO/FL有田隆平主将(早大、写真右から2人目)を中心に、チームは頑強な一枚岩となって「世界」に挑んでいった。副将の山下昴大(早大)が「日本のラグビーを背負っているということで(日本代表のジャージーを)着た瞬間に責任を感じました」と語っていたように、結果としては予選プール3戦全敗も、極度のプレッシャーの中で強豪国に挑んだという経験は、選手たちにとって何物にも代えがたい「財産」となった【慶應塾生新聞会】
5日に行われたU20日本代表 vs. U20イングランド代表戦の前半、ラインアウトモールを押し込む日本代表【慶應塾生新聞会】
5日に行われたU20日本代表 vs. U20イングランド代表戦の前半、ラインアウトモールを押し込む日本代表。巨漢揃いのイングランドFW陣に対しても臆することなく、ドライビングモールで相手ゴールに次々と迫った。9日のU20サモア代表戦では、モールを起点にHO/FL有田隆平主将(早大)が3トライ。今大会の予選では、モール偏重の弊害も時折顔を覗かせたが、「日本のモールは(世界にも)通用する。モールを継続することで自分たちのペースになる」(有田主将)と、選手たちは一様に自信をつけた様子であった【慶應塾生新聞会】
13日に行われたU20日本代表 vs. U20スコットランド代表戦の後半、スコットランド陣内で快走を見せるNO.8高井迪郎(日体大)。今大会、モールが世界の強豪国相手にも通用すると確信を得た日本代表だったが、アタック全般においては貧弱さを露呈した。「アングルを変えるようなアタックができない。どうやって相手ディフェンスのゲートを開けていくか、そういった部分の判��力の欠如が目立った」(薫田監督)。相手陣内深くに攻め入るも、攻撃が手詰まりとなり結局ミスや反則で好機をフイにするシーンが予選を通じて散見された。これは世代を超えて、もはや日本ラグビー共通の課題でもある【慶應塾生新聞会】
13日に行われたU20日本代表 vs. U20スコットランド代表戦の後半、相手陣内で快走を見せるNO.8高井迪郎(日体大)。今大会、モールが世界の強豪国相手にも通用すると確信を得た日本代表だったが、アタック全般においては貧弱さを露呈した。「アングルを変えるようなアタックができない。どうやって相手ディフェンスのゲートを開けていくか、そういった部分の判断力の欠如が目立った」(薫田監督)。相手陣内深くに攻め入るも、攻撃が手詰まりとなり結局ミスや反則で好機をフイにするシーンが予選を通じて散見された。これは世代を超えて、もはや日本ラグビー共通の課題でもある【慶應塾生新聞会】
9日に行われたU20イングランド代表 vs. U20スコットランド代表戦の後半、トライを決めるイングランド主将CTBルーク・イーヴス(写真��央)。今大会メンバー全員がプ��選手のイングランド代表、その「��」として体を張ったディフェンス、敵の虚(きょ)をつく��利なラインブレイクなど、自身のプレーでチームを力強く牽引した。「イングランドは面になって組織的なディフェンスを組む。彼(イーヴス)がその��心選手」(CTB仲宗根健太、5日のU20イングランド代表戦後のコメント)。同じセンターとして、イーヴスの緻密かつ大胆なプレーは仲宗根に大いに刺激になったことであろう【慶應塾生新聞会】
9日に行われたU20イングランド代表 vs. U20スコットランド代表戦の後半、トライを決めるイングランド主将CTBルーク・イーヴス(写真中央)。今大会メンバー全員がプロ選手のイングランド代表、その「頭」として体を張ったディフェンス、敵の虚(きょ)をつく鋭利なラインブレイクなど、自身のプレーでチームを力強く牽引した。「イングランドは面になって組織的なディフェンスを組む。彼(イーヴス)がその中心選手」(CTB仲宗根健太、5日のU20イングランド代表戦後のコメント)。同じセンターとして、イーヴスの緻密かつ大胆なプレーは仲宗根に大いに刺激になったことであろう【慶應塾生新聞会】
9日に行われたU20イングランド代表 vs. U20スコットランド代表戦の後半、イングランドSHデーヴィッド・ルーイス(写真右)にハードなタックルを浴びせるスコットランドの選手。イングランド、スコットランド両チームともおしなべてタックルは高めだった(翻って日本のタックルは腰から膝下を狙ってがほとんどで、ここは世界相手にも絶対的な��器となった)が、1対1の勝負で相手に屈しないという強烈な意��は随所に見受けられた【慶應塾生新聞会】
9日に行われたU20イングランド代表 vs. U20スコットランド代表戦の後半、イングランドSHデーヴィッド・ルーイス(写真右)にハードなタックルを浴びせるスコットランドの選手。イングランド、スコットランド両チームともおしなべてタックルは高めだった(翻って日本のタックルは腰から膝下を狙ってがほとんどで、ここは世界相手にも絶対的な武器となった)が、1対1の勝負で相手に屈しないという強烈な意識は随所に見受けられた【慶應塾生新聞会】
9日に行われたU20日本代表 vs. U20サモア代表戦の後半残り僅か、相手陣ゴール前付近でモールを形成し押し込む日本代表。今大会予選プール3戦全敗、「世界」との距離を痛感した日本代表であったが、個人レベルでは掴むものが大きかったのも事実。副将のFL山下昴大(早大)は「FLが愉しくなってきました」。SH滑川剛人(帝京大、写真左端)も日本代表に「テンポアップをもたらす」(薫田監督)��在として重宝され、貴重な経験を積んだ。「あと一��のところで勝たせてくれないのが世界」(HO/FL有田隆平主将)。世界との差を埋め、世界を越えていく作��が、これからはじまる――【慶應塾生新聞会】
9日に行われたU20日本代表 vs. U20サモア代表戦の後半残り僅か、相手陣ゴール前付近でモールを形成し押し込む日本代表。今大会予選プール3戦全敗、「世界」との距離を痛感した日本代表であったが、個人レベルでは掴むものが大きかったのも事実。副将のFL山下昴大(早大)は「FLが愉しくなってきました」。SH滑川剛人(帝京大、写真左端)も日本代表に「テンポアップをもたらす」(薫田監督)存在として重宝され、貴重な経験を積んだ。「あと一歩のところで勝たせてくれないのが世界」(HO/FL有田隆平主将)。世界との差を埋め、世界を越えていく作業が、これからはじまる――【慶應塾生新聞会】

(2009年6月16日更新)
取材 慶應塾生新聞会・大学ラグビー取材班(安藤、湯浅)