3Dプリンタの活用を議論

SFC 新「fabspace」開設記念

SFCのメディアセンターに今年4月、3Dプリンタが新たに4台導入され、それらの機器を学生が自由に使えるスペース 「fabspace」がリニューアルした。それを記念して先月20日、「fab is for everyone インターネット前提社会のデジタルファブリケーション」と題したパネルディスカッションが開かれた。

このイベントには環境情報学部長の村井純氏、同学部准教授である田中浩也氏と筧康明氏、mozilla japan 代表理事で同学部講師の瀧田佐登子氏が登壇。3Dプリンタの活用や社会への影響について、議論を交わした。

3Dプリンタを昨年からSFCに導入した田中氏は「学生に自由に3Dプリンタに触れてもらい、試行錯誤することで創造の根源にしてほしい」とその狙いを話した。現在、「fabspace」には3Dプリンタのほかにデジタル刺繍ミシンや3Dスキャナーなども設置されておりSFCの学生ならば自由に使うことが可能だ。

瀧田氏は3Dプリンタを搭載したバスである「mozilla bus」の取り組みを紹介。災害時に3Dプリンタを使い医療器具や生活必需品を作ることができる可能性を説明した。また、筧氏は「git FAB」という3Dプリンタ等で作った製品の制作過程をインターネット上で公開する仕組みについて語った。

3Dプリンタとインターネットが融合することによって手軽に物を作成できるようになる一方で、銃などの違法物が製造される恐れもある。村井氏は、「将来的にはソーシャルな場におけるPL法を制定し、安全な製品を適切な方法で提供できるシステムを作るべきである」と指摘した。

パネルディスカッションには多くのSFCの学生や一般市民が訪れた。その後、fabspaceの見学会や、報道関係者向けのメディアカンファレンスが開かれた。