SFC・奥田研 次世代になう学生の誕生祝う

人種・言語の壁を超えて交流した

SFCの奥田敦研究会は先月4―18日、日本語を学ぶアラブ人留学生を招き、交流する短期研修プログラム「アラブ人学生歓迎プログラム(Ahlan wa Sahlan Program)」を催した。

Ahlan wa Sahlanとは、アラビヤ語で「ようこそ」という意味。 第11回を迎える今回のテーマは、「アラブと踏み出す新たな一歩~実践型学術交流の挑戦~」。内戦が続くシリアから来たバラーア・ハルタシュさんはテーマと絡めて「危険を冒して日本に来た。この研修は私にとって大きな挑戦」と語った。

留学生らは日本語ビデオスキットの制作や、アラビヤ語によるディスカッション、日本文化体験などさまざまな活動に参加。また、各自の興味分野をSFC生と協力しながら日本語のレポートにまとめ、最終活動日に発表した。

研究会の奥田敦教授は、「今回はアラブ5カ国から6名の学生を招いた。皆意欲的で大変優秀だ。互いに刺激し合って、日本とアラブの次代を担う学生が1人でも多く生まれる契機になればうれしい」と話した。