市民発の映画『未来シャッター』をSDMで公開

左から奥山氏、高橋監督、前野氏

慶應SDM地域活性ラボ公開講座「『未来シャッター』上映会と未来対話~大田区の映画から地域活性化と幸せの形を考える~」が先月9日、日吉キャンパス協生館で開催された。市民発オープンイノベーションによる映画『未来シャッター』が上映されたのち、本映画の監督を務める高橋和勧氏、株式会社ウイル代表取締役(SDM博士課程)の奥山睦氏、慶應SDM研究科委員長の前野隆司氏によるパネルディスカッションが行われた。会場にはSDM研究科学生を中心に多くの来場者が訪れ盛り上がりを見せた。

映画『未来シャッター』は、市民全員参加型で企画された映画プロジェクトで、中小地域間連携による、産官学金、市民の全ての協力により製作された。SPプランナー役として出演した奥山氏は、「演技に関しては素人なので、台本をなかなか覚えられなかった。本当に伝えたいことは何か繰り返し考え、撮影中に台本を変えたが、それをスタッフがOKしてくれたのが良かった」と振り返った。

この映画は、社会になかなか適合できない(マージナルマン=境界線上にいる人)青年たちが、自らの居場所を求めて未来を創り出そうと動き出し、地域社会のキーパーソンに触発され成長していく物語である。映画を製作した意図に関して、高橋監督は「目に見える多様な社会問題の根源とは何かを掘り下げた」と話した。

映画の特徴の一つは、「観る人によって映画のとらえ方が違って感想も違うところ」と奥山氏は話す。高橋監督は、「観た後に、鑑賞者はもちろん、作り手も新たな価値を再創造できる映画」と語った。

慶應システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科は、現代社会の大規模で複雑化した諸問題を、全体統合的な視点から解決することを理念として設立された大学院である。本上映会について、前野氏は「自分の心のシャッターを開けることは、(自分を変え、世界を変えるという)SDMのコンセプトと同じなので、このようなイベントが開催できて大変嬉しい」と話した。

『未来シャッター』高橋監督インタビュー


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