湘南藤沢キャンパス

湘南台駅からバスで15分ほどの距離にあるのはSFCこと湘南藤沢キャンパス。名前に反して海は遠く、木々に囲まれている。1990年に開設されたこの新しいキャンパスには、環境情報学部と総合政策学部が設置されている。 この2つの学部では、政策、社会学、地域戦略、生命科学など非常に幅広い授業が行われている。環境情報学部と総合政策学部の差はほぼ必修の違いのみで、それ以外は全て同じ授業を選択して時間割を組むことができる。
また、他の学部では基本的にゼミは3年生からだが、SFCでは1年生から所属することができる。最初からやりたいことが決まっている1年生は研究会に入り、その学問に特化して4年間学ぶことができる。学部学年に関係のない授業展開がSFCの特徴だ。
SFCはキャンパス内の大部分に芝生がしかれていて、休み時間にはそこでくつろぐ人たちの姿を見ることができる。鴨池のそばにはサブウェイがあり、池のほとりで昼食をとる人も多いようだ。五百住翔太郎さん(環2)は「SFCは生徒数が少なくてアットホームな雰囲気。起業している人も多く、非常にクリエイティブな環境で学ぶことができるキャンパスだ」と語った。さまざまなタイプな人がいて、お互いに影響を与え合っているようだ。多数の学生起業家がゲストスピーカーと名刺交換をする光景が見られるのはSFCくらいだろう。      (森俊貴)