バスケットボール部 新人戦16強止まり 早慶戦は2年連続敗北

慶大バスケットボール部は、6月2日に行われた早慶バスケットボール定期戦で早大に敗北し、早慶戦2連敗となった。また、第52回関東大学バスケットボール新人戦ではベスト16に終わった。初戦の東京成徳大戦に勝つも、3回戦で東海大に敗れた。             (小林知弘・鈴木優人)

早慶戦●86-93

第70回早慶バスケットボール定期戦。昨年大敗を喫した慶大は今年も一歩及ばず86―93で敗れた。

先制を許すが、中島(総3)や桂(法4)らのインサイド陣の奮起で食らいつく。しかし第1Q中盤、早大主将・大塚のテンポの速い攻撃に手が出ず18―31と大きく離された。

第2Qもインサイド中心のオフェンスを展開。オフェンス面は奏功するものの、早大の速い攻撃に対応できず苦しい時間帯が続く。ここでチームを救ったのは「1本目のバスケットカウントから気持ちが乗ってきた」という黒木(環1)。ルーキーながらゴール下を支配し、チームをけん引した。この流れに中島や本橋(環3)が加わり、43―48と大幅に点差を縮めて前半を終えた。

第3Q、黒木に伊藤(環2)が続き、49―50。両者一歩も譲らないシーソーゲームに。早大に離されても、真木(環1)の「追いつくことに必死だった」という値千金の3Pで食らいつく。慶大は早大のミスに乗じ、67―62で第3Qを終えた。 第4Q、中島、本橋が得点を重ね、73―63とリードを広げる。しかし、早大の猛攻で残り3分17秒、77―77と試合はふりだしに。攻守にわたり勢いを取り戻した早大に、慶大は完全に圧倒される。残り47秒、伊藤の3Pと桂のミドルで4点差に迫るも、続く大塚のバスケットカウントで万事休す。要所で得点できず、86―93で敗れた。

試合終了後、本橋は「粘れずにずるずるいってしまう。メリハリがつけられていないゲームだった」と試合を振り返った。

 

シード初戦 成徳大○116-81

シード初戦。慶大の相手は3部の東京成徳大。116―81で成徳大に大勝したものの、試合の入り方と守備の面で課題の残る試合となった。

序盤、慶大はディフェンスが機能せず、成徳大に連続得点を許す。苦しみながらも、権田(法2)のミドルや大元(環1)の3Pシュートで逆転に成功し、27―18で第1Qを終える。

第2Q、外角からのシュートを軸とする成徳大に対し、慶大は権田や黒木(環1)などのインサイド陣が奮闘する。この試合ゲームキャプテンとなった伊藤(環2)も波に乗り、一時50―30と成徳大を大きく突き放す。その後、前半終了間際に成徳大のミドルが決まり、50―40で前半を終えた。

第3Q、この日不調だったディフェンスが機能し始めると、慶大が試合の主導権を握る。得意の速い展開に持ち込むと、成徳大にミスが目立ち始める。第4Qに入ると、慶大は控え選手中心の起用で点差を広げていき、116―81と慶大の圧勝で2回戦へと駒を進めた。

35点差をつけ圧勝で終わった今試合だったが、一方で「試合に対する準備や入り方が悪い。それと失点が多過ぎる」(佐々木ヘッドコーチ)という課題も残った。

 

東海大●64-96

2年ぶりのベスト8を狙う慶大。しかし、優勝候補の一角である東海大に「実力差がありましたね」(佐々木ヘッドコーチ)と話すように、64―96で大敗した。

前半、202㌢のセンターを擁する東海大に圧倒的に高さで劣る慶大は、積極的な動きで粘り強く食らいつき、第1Qを17―20で終える。流れが急変したのは第2Q。開始から約3分間全く得点を奪えない時間が続く。さらに真木(環1)が「試合前のミーティングでも課題となっていた」と話すリバウンドを、相手に立て続けに拾われる。一気に点差をつけられ、27―50の大差で前半を折り返す。 後半、意地を見せたい慶大は序盤に権田(政2)の積極的な攻撃から得点を量産するも、その勢いは続かない。後半も相手主導の試合展開となり、点差が縮まない厳しい展開について、黒木(環1)は「速攻などの自分たちのやるべきことがチグハグになっていった」とチームの連携不足を反省した。黒木のリバウンドや真木の速攻など、個々が必死に点差を詰めようとするが、最後まで差は埋まらなかった。

「集中を高めるために中心選手が周りに声をかければよかったが、そこまで余裕がなかった」と大元(環1)は敗北の中から若いチームの課題を見つけていた。

攻撃面で大きく貢献した真木(右)