斯道文庫50年記念 東アジアの古典籍を展示

 斯道文庫開設50年記念事業「書誌学展」が、先月29日から12月4日まで三田キャンパスで開催された。
 斯道文庫の約17万冊の蔵書のうち、日本・中国・朝鮮・ヴェトナムの学問的な特徴を持った古典籍およそ100点が展示された。展示品は室町時代の連歌集や清の漢籍目録など多岐にわたり、世界に数点しかない貴重な書物もあった=写真。
 会場では文庫員が展示品の解説を行い、それぞれの特徴や、国や時代による書物の表紙の違いなどについて詳しく説明した。来場客は文庫員に質問をしながら展示品に見入っていた。
 また会場には来場者が操作できるタッチパネルが設置され、展示品の拡大映像や展示では見えない部分の映像などを自由に閲覧することができた。
 最終日の今月4日には「古典籍の探求――書誌学の世界――」と題した記念講演とシンポジウムが行われ、大学教授らが登壇した。記念式典では麻生泰氏と細川護煕氏が祝辞を述べた。
 斯道文庫は慶大の附属研究所。日本をはじめとする東アジアの書物を総合的に研究している。12月1日に開設50年を迎えた。