湘南藤沢ITCは、4月中旬からの無線LANの性能低下を受けて、6月末から7月上旬までに対策を行うことを明らかにした。
 今回の無線LANの不調はSFC全域に及ぶ。影響としてアクセスが集中する日中に無線LANへの接続が不安定になり、インターネットを使用する授業に支障が出るなどの問題が発生している。
 湘南藤沢ITCは、スマートフォンの普及などによる無線LAN利用者の増加が不調の主な原因であるとの見方を示している。またその他の原因として、現行の無線LAN機器の処理能力不足や、アクセスポイントを管理する制御システムの性能が追い付いていないこと、無線LANのネットワーク構成が負荷の集中に耐え切れなかったことなどを挙げている。
 湘南藤沢ITCは対策として、①アクセスポイントの機器更新②屋外や小教室などへのアクセスポイント新設③管理・運用システム刷新――を行う予定だ。
 利用者の問い合わせが相次いだことに対し湘南藤沢ITCは、「今回の性能低下では原因が複数考えられたため、問題の特定に時間がかかり、ホームページ上で十分な説明ができず、塾生の理解を得ることが難しかった」と説明。「塾生が安心して使用できる環境作りに取り組んでいきたい」とコメントした。