12月4日(土)、「慶應義塾生のためのCareerMeeting」がオンラインで開催される。慶應義塾生活協同組合が主催し、株式会社マイナビが企画・運営する、「キャリアについて考える」ためのイベントだ。慶應義塾生のためのCareer Meeting運営事務局の方に本イベントについて詳しく話を聞いた。

イベントの開催概要

当日は12~17時までのスケジュールの中で様々なプログラムが用意されている。

①企業説明会
本イベントのメインコンテンツとなるのが企業説明会だ。明治安田生命保険、日本証券金融、ニトリ、SCSKなど日本を代表する優良企業が10社以上集い、主に自社で開催するインターンシップ・ワンデー仕事体験や、企業・業界について1社あたり約30分間で紹介する。学生は全員カメラオフ・マイクオフでの参加となっており、匿名での参加も問題ない。さらに途中参加・途中退出も可能となっている。学生からは随時チャットで質問を受け付けており、企業のインターンシップ担当と気軽にコミュニケーションを取ることができる。

②よくある就活準備NG事例大公開 & イベント活用案内
本イベントの最初に行われるのが、株式会社サイバーエージェントの採用担当の方をゲストに招いての就活準備講座だ。就活準備において、「しておいたほうがよいこと」は教えてくれるが、「してはいけないこと」はなかなか教えてもらえない。そこでこのコーナーでは、実際に日本を代表する企業で学生を採用している採用担当と、大学の現場で様々な学生を見ているマイナビキャリアサポーターがタッグを組み、「NG事例」に特化した実践的な就活知識を解説してくれる。ここだけでしか聞けない特別講座となっている。

③ぶっちゃけシューカツ都市伝説 -supported by トップ就活チャンネル-
2組目のゲストは、登録者数5万人を誇るYou Tubeチャンネル「トップ就活チャンネル」の船越颯介さんだ。「学歴フィルターって存在するの?」「『服装自由』は本当に私服でいいの?」など、就活・就活準備にまつわる数々の“都市伝説”の真偽を明らかにしていく。このコーナーには現役の塾生も参加し、大学生目線での気になる質問に船越さんとマイナビキャリアサポーターが回答してくれる。参加者も気になることはチャットでその場で質問できるので、気になっていることを聞けるチャンスだ。

④参加特典
本イベントでは、参加特典として、マイナビの就活講座動画のアーカイブURLが視聴予約した人全員にプレゼントされる。視聴予約をした人は1つ、企業動画を視聴した際に提出できる「出席票」を3社以上提出した方は2つ、5社以上出席票を提出した方は3つの講座が期間限定で視聴可能だ。5社以上出席票を提出した方は、これに加え選べるイーギフト2,000円分をもれなく受け取ることができる。

魅力① オンラインで気軽に参加できる

「慶應義塾生のためのCareer Meeting」は、10年ほどの歴史があるイベントだ。過去には慶大のキャンパス付近で対面開催されていたこともあったが、今年度は昨年度に続き完全オンラインでの開催となった。オンライン開催の一番のメリットは、参加のハードルが大幅に下がったことである。服装に気を遣ったり、企業の採用担当にどう見られるか気になったり、他の学生たちに囲まれて緊張したりといった心配が無くなるのは参加者にとって有り難いだろう。さらに「慶應生のためのCareer Meeting」は、「就活イベント」というよりは、名前通り「キャリアを考えるイベント」という位置づけだ。採用の有利・不利には一切関係がなく、インターンシップ・ワンデー仕事体験や企業・業界の説明を通して、今後のキャリアについて考えるきっかけにしてほしいという想いが込められている。就活準備中の学生はもちろん、まだ就活について考えたことがない学生も、気軽に参加してほしい。

魅力② 将来の可能性が広がる

自由に好きな企業だけ視聴できるというのが「慶應義塾生のためのCareerMeeting」のメリットであるものの、できるだけ多くの企業の説明を視聴してほしい、というのが運営事務局の方の願いだ。就活準備中は視野が狭くなりがちで、自分の興味のある業界・企業しか説明会に参加しないという学生が多い。実際に数百社が参加する合同説明会でも、学生は平均して2社ほどしか視聴していないという。単独説明会に足を運ばなくても、本イベントのようなオンラインの合同説明会ならば目当ての企業の“ついで”に視聴ができ、興味が湧かなければ途中で視聴を辞めることも可能なので、この機会を利用しない手はない。塾生向けのイベントではあるが、特に参加企業に条件を設けることはせず、「塾生と話したい」と考える企業に広く門戸を開いているのもそれが理由だ。

今回お話を聞かせて頂いた運営事務局の方も、就活で業界を絞りすぎた結果、少し悔いが残っているという。学生時代にはマスコミにしか興味が無かったが、社会人になって様々な業種の企業と仕事をする機会が増えてからこれらの業界の面白さに気づき、学生の時にもっと幅広く業界を見ておけば今とは違った世界があったかも、と感じたそうだ。「WEBセミナーの仕事に携わり年間数百社もの会社の説明会を聞いていますが、学生のときには知らなかった凄く良い会社がたくさんあることに気づきました。今はネットで簡単に見られる時代ですから、たくさんの企業を見て欲しいです」と自分の学生時代を踏まえて語る。もし仮に最終的には業界・企業を絞るとしても、説明会を聞き比較したうえで「ここは自分に合う・合わない」という判断をすることが、就活の軸を定める際に大きな自信になる。さらに知識として色々な業界について知っておくことは、社会人として仕事をするにあたり間違いなく役に立つだろう。

このように「慶應義塾生のためのCareerMeeting」は、様々な企業や就活のプロの話を聞き、今後のキャリア形成に役立つ情報を一度に得ることができる有意義なイベントになっている。皆さんも本イベントをきっかけに、将来のキャリアの可能性を広げてみてはいかがだろうか。

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(木村珠莉)