日吉研究所

《日吉研究所 FILE No.3》 みなとみらい編

日吉から東横線で20分。高層ビルが立ち並び海風が気持ちの良い街、みなとみらいに着く。赤レンガ倉庫やよこはまコスモワールドの観覧車など、有名な「インスタ映え」スポットが多くある。最近は海外からの観光客でさらににぎわっている。

今回は、街の雰囲気をゆっくりと満喫しながら、その外観や料理がSNSでよく映えるお洒落なカフェに足を運んだ。

 

新港中央広場

ショッピングモール「横浜ワールドポーターズ」から赤レンガ倉庫方面に向かって横断歩道を渡ると、大きな公園が目の前に現れた。みなとみらい駅から徒歩約5分のところにある「新港中央広場」だ。

ゆっくりと時間が流れる新港中央公園

1859年、横浜が開港し、日本が開国した。その150年後の2009年、記念に「開国博Y150」が開催され、その際に展示会場として使用された後、現在のように公園になった。
この日は2月下旬にしては暖かく、まさに散歩日和。時折吹く風に心地良さを感じた。観光客やお年寄りなど多くの人が公園内でゆっくりとした時間の流れを楽しんでいるように見えた。
公園内には四季折々の草花や木が植えられ、その間に小川のような小道が続いている。低木が多く、赤レンガ倉庫や、奥に広がる海や空がよく見渡せるため、撮影スポットにもおすすめだ。
みなとみらい駅周辺にはショッピングを楽しめる施設や小型遊園地が多い印象だが、公園も多くある。海辺にはカフェもあるため、テイクアウトしたドリンクやスイーツを片手に、公園でのんびりと過ごしてみてはどうだろうか。

 

赤レンガパーク

さて、新港中央広場を出て海に向かって歩くと、「赤レンガパーク」がある。公園にはベンチが点在し、足を休めて気持ちの良い海風を感じることができる。冬の終わりの空は青く晴れ渡り、真っ白なかもめが数羽、高く舞っていた。
海の香りを含んだそよ風を全身に受けながら歩いていると、公園は想像した以上に広いことがわかる。端の方に着くと、一見場違いなものがあった。駅のプラットフォームである。
その側面や、プラットフォームをぐるりと縁取っているレンガは、造られてから流れた時間の長さを物語っている。傍らには、線路の名残が平行に伸びていた。
ここはかつて「横浜港駅」であった。元々は貨物のみを扱う荷扱所であったが、のちに駅に昇格し、ここと東京駅をボート・トレインが往復した。ボート・トレインは、港と都市を結ぶ列車だ。サンフランシスコ行きの船に乗る人と、それを見送る人を運んでいた。
もう存在しない駅のプラットフォームに立ち、過ぎ去った時代を感じながら、一枚撮ってみるのも良いかもしれない。

旧横浜港駅のプラットフォーム

 

Pie Holic

馬車道駅から徒歩6分。かの有名な赤レンガ倉庫の近くには、パイの専門レストラン「Pie Holic」があった。パッと目を引くのは、ショーウィンドウに並ぶテイクアウト用のパイの数々とかわいらしい看板だ。

ロゴ入りの看板 店名はパイの中毒という意味

明るい光に包まれ、アメリカンながらも落ち着いた室内は、写真を撮る多くの女性客やカップルでにぎわっていた。食べかけのパイをイメージしたロゴが書かれたカラフルなマグカップタワーや、潮風を感じられる自転車やルーレット台などが置いてあるテラス席は写真に映えること間違いない。

ロゴが入った自転車は乗ることもできる

パイもまたインスタ映えする。サバが1匹丸ごと入ったポットパイやピザのようなパイ、3種類のパイが花のように広がるトリオパイといった常時20種類ほどある惣菜パイ。王道のアップルパイを始めとする甘いパイ。

サバが丸ごと1匹入ったホットパイ

極めつけは季節限定商品だ。動物をモチーフにしたパイやピンクを基調としたパイを写真に収めるお客さんは後を絶たないという。見て楽しい、食べておいしいとはまさにこのことである。

バレンタインの季節限定のベルベットケーキパイ

「Pie Holic」が入る商業施設一帯のコンセプトは、「西海岸」。どのような料理を扱うお店を出そうか検討していたところ、パイの文化が根付くロサンゼルスを見つけた。
店長の小川さんは、実際にロサンゼルスへ行き、プロジェクトチームと共に約60店舗でパイを食べたそうだ。そこで感じたのは、「アメリカの人たちは、本当にパイが好き」ということ。朝食やランチにパイ、タクシーの運転手も気軽にパイをつまむ。1日の締めにパイを食べることもある。
日本ではまだ根付いていないパイを「日常的なもの」として伝えたい。この思いがパイのお店を誕生させたのだ。
伝え方は、「パイの百貨店」。様々な種類の中からパイを選んだり、誰かと一緒に味わったりする楽しさを感じてほしいという。
特にキャッチフレーズとして掲げているのが、何気ない1日がプレミアムな日に変わるという意味の「プレミアムな日常」という言葉である。まるで西海岸のワクワクした日常が伝わるようだ。
最後に、「横浜に日吉キャンパスがあるから、ぜひ学生の皆さんにみなとみらいを盛り上げてほしい。普段からみなとみらいに来て、今日は何のパイを食べよう、という学生の会話があれば嬉しいな」と小川さんは微笑んだ。
みなとみらいでインスタ映えするパイの虜になるのも、味わい深いかもしれない。

店内の写真スポットの1つ 色とりどりのマグカップタワー

 

みなとみらいには、イベントの際やクリスマスに行くことが多い。しかし、授業の合間などにふらりと立ち寄ることで、その奥深い魅力に気づけるだろう。きっとこの海沿いの街に通いたくなるはずだ。

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