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【塾員インタビュー】Google代表取締役社長 辻野晃一郎氏

Google代表取締役社長辻野恒一郎氏

Google代表取締役社長辻野恒一郎氏

2009年度、グーグル日本法人は、代表取締役社長として、辻野晃一郎氏を迎えた。辻野氏はソニー出身で、2007年4月にグーグルに入社した塾員である。新学期を迎えるにあたり、塾生時代の思い出、慶應義塾に入学する新入生への思いを語っていただいた。

*  *  *
塾生時代は、慶應義塾にある準体育会の慶應ホワイトベア―ズでアイスホッケーに打ち込んでいた辻野氏。早朝、夜にホッケーで汗を流した。「伊香保での合宿では、予算が少なく、食事はご飯、味噌汁、納豆、かまぼこ、たくあんのみで、練習が厳しすぎて脱走しようと計画したこともあった」という。
また、国体への出場が決まった時には嬉しくて「試験の時期と重なり、日光に遠征に行くか、試験に出るか迷った」と話す。
学業では、矢上キャンパスで、現在のコンピュータサイエンスの草分けで、SFC環境情報学部の初代学部長でもある相磯秀夫先生の下で電子工学を学んだ。研究室では、先生の後ろ姿に刺激され、「技術を決して安売りしてはいけない」という技術を大切にする心構え、技術者としての大事な部分を教わったと当時を回想する。
新入生に向けてのメッセージとして、辻野氏は、
「新入生は、バックグラウンドはそれぞれあるが、白紙のキャンパスに絵を描くように、新しい環境に入って、新鮮な気持ちになる。その何にも染まってない気持ちを大切にして、学んでほしい」と話した。
さらに、「グローバル企業では、日本人の他、中国人、韓国人、インド人など、まさに小宇宙みたいなものがある。日本だけでは、育った環境が狭くなってしまう。チャンスがあれば、どんどん積極的にチャレンジをし、世界に目を向けて欲しい」ということを強調した。
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グーグルに入社した際には、慶應義塾の福沢諭吉への思いを馳せた。「一身にして二生を得る」。福澤諭吉が一つの時代にして、前半生、後半生と全く違う生き方をしたように、「自分も前半生がソニーでビジネスマンとして、後半生はグーグルという全く別の世界で過ごしていく」と感じたという。
塾生時代の仲間とは、今では、ホッケーのスティックをゴルフクラブに持ち替え、遊びに行く仲。
卒業しても、福澤諭吉翁の生き方を思い、昔の仲間と語り合う機会を持っている辻野氏は塾員の鏡と言えよう。
(遠藤和希)

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