ラグビー関東大学対抗戦第5戦。慶大は秩父宮で明大と戦った。

前半は終始慶大のペースで進む。前半9分、スクラムから出たボールをFB丹治(政2)がディフェンスを振り切ってトライを取り、先制する。その後も点を稼ぎ、22-0と大きくリードして前半を終えた。

しかし後半10分、明大にモールからのトライを許すと、明大が連続攻撃をしかける。ロスタイムには5点差になり、慶大は必死に逃げ切りを図るが、試合終了間際に慶大の反則で明大に認定トライ。結果29-31でノーサイドとなりまさかの逆転負けとなった。

試合後、主将の鈴木(環4)は「明大の勢いあるプレーに屈してしまった」と試合を振り返るも、「慶大はこういった負けから何かを得て前に進んでゆけるチーム」と語り、次に向けて準備をしていく姿勢を強調した。

続く一戦は早大との対決。23日、秩父宮ラグビー場で行われた。慶大の6季ぶりの勝利が期待される中で、会場は熱気と興奮に包まれていた。

試合は終始一進一退の様相で進む。前半5分、早大が先制のトライを決めるが、11分には丹治のパントキックをWTB金澤(商3)がキャッチしトライ。慶大がすぐさま追いつく。その後も得点を重ね、13-15で前半を折り返す。

後半も両者譲らない攻防が続くが、試合が残りわずかとなった後半38分、慶大はゴール前でPGを獲得する。点数は23-25。決めれば逆転勝ちという状況であったが、キックが痛恨のミスに終わり、結果23-25で敗北した。

慶大は、早大と明大に対し、実力的には十分に勝てるプレーを行っていた。しかし、明大戦での最後の反則の連発や、早大戦でのミスキックなど、重要な場面で規律が失われていたために、結果が残らなかった。次の試合に向けて必要なのは、「重要な場面での集中力」になるだろう。
(下田華子・野澤昂至)