福澤の精神伝える 貴重な文献も初公表

慶應義塾創立150年を記念した展覧会、「未来ひらく福澤諭吉展」が東京国立博物館、表慶館・本館特別2室(東京上野公園)で1月10日(土)、福澤の誕生記念日から開催されている。
 この展覧会では、慶應義塾の創始者である福澤諭吉の多方面にわたる先導的な活動を捉えなおし、福澤が実際に使用していた品々、家族との肖像写真、『学問のすゝめ』初編などの著書のほか、初公開となる慶應義塾創立を示す最古の書簡などの貴重な資料が数多く展示されている。これまでに、塾員や慶應生を中心に1万5000人以上が訪れ、好評を博している。
 第一部「あゆみだす身体」から第七部「たしかめる共感―福澤門下生による美術品コレクション―」という7つのテーマに分かれた展示がされており、福澤研究センター所長の米山光儀教授は、「福澤の『個』の部分から、人間関係や社会との関わり、外部へと『広がっていく』という流れに沿って見学できるようになっている」と話す。
 米山教授は、「歴史史料が多いので、ゆっくりと時間をとって観覧してほしい。そして、特に塾生には、この展覧会を見学し福澤諭吉や彼の考えをもっと理解してほしい」と語った。
 本展覧会は3月8日(日)まで開催される。開館時間は9時30分~17時。休館日は毎週月曜。