【記者の眼】バスケ部、ソッカー部後期展望

バスケ部
1部残留へ 攻守の強化を

秋季リーグ戦全18戦の内、早くも5試合が終了した。慶大は2勝3敗で、現時点では5位タイ。5位に4校が並ぶ混戦状況だ。インカレのことを考えると、少しでも勝ち星を増やして混戦から頭ひとつ抜け出したい現状だ。

今シーズンは昨年度インカレ2位の明大に快勝して幕を開け、良い流れで白大に圧勝した。だが、王者・東海大に完敗してから3連敗を喫してしまっている。目標の1部残留には、次の法大戦での勝利が必須だ。

慶大の勝利に欠かせないのは主将・伊藤(環4)の存在だ。昨年度2部リーグ得点王の伊藤だが、今年はエースガードとしてチームの得点を最優先に考えている。もちろんその高い得点力は一度火が付けば止められない。

また、慶大の強みは層の厚さだ。今年の3年は一昨年からずっとスタメンを張ってきた選手が多く、誰がコートに立っても十分に活躍できる状況だ。

今の慶大に足りないのは、年々言われていることだがインサイドの強さだ。黒木(環3)が攻守両面で安定した活躍を見せていることや、サワ(環1)がチームに加わり黒木の負担が減ったことは非常に心強いが、1部リーグのセンター陣と比べるとやはり体格で劣ってしまう部分がある。

慶大が白星を重ねるためには、インサイドまでボールを運ばせないアグレッシブなディフェンスの強化とシュートチャンスをすべて決めていく決定力の強化が急務だ。 (森俊貴)

ソッカー部
球際の弱さを解消できるか

現実的な目標はインカレ出場圏内の5位以内だろう。第13節終了時点の順位は5位。このまま安定して勝ち点を積み重ねれば、十分に達成可能な数字だ。選手、監督ともに「目の前の一戦一戦に集中していく」と慢心はない。

戦術は前期と同様、GK峯(政4)を中心とした守備陣が粘り強く守り、カウンターから得点を狙うスタイルを継続。順調に結果を残している。

しかしこの慶大のサッカーには問題点が存在する。それは球際の弱さだ。第13節の順大戦、ディフェンス陣が相手の決定的なチャンスを防ぐ場面が何度も見られた。負けはしたものの守備においては今季屈指のゲームだったと言える。だが、裏を返せばそれだけ攻められる回数が多いということだ。実際データとして順大のシュート数10本に対して慶大は3本。後期の慶大は守備能力だけでなく、守備機会そのものを減らす必要がある。そのためには、競り合いの後のこぼれ球を自分たちのものにする能力、つまり球際の強さが求められる。ここが改善されれば、守備陣の負担も減り、さらにボールを所持する時間帯が増えることに伴ってチャンスも増える。前期終了後に須田監督が口にした「決定力不足」も改善されるはずだ。

3年ぶりのインカレ、そして夢の日本一を目指す慶大のこれからの戦いに注目したい。 (木下俊亮)