日吉神社 神社の歴史、義塾とともに

静かな雰囲気の境内
日吉キャンパスを出て矢上キャンパスへ向かう道の途中にある日吉神社。通りからは大きな鳥居と長い石段が目に入る。石段を登りきると頭上の木々がひらけ、狛犬に挟まれた参道を進むと真正面に立派な本殿が現れる。陽が当たり、明るく清々しい雰囲気の境内からは、日吉キャンパスも望むこともできる。

日吉神社の御祭神は天照大御神で、日本の神様の中で最高神の地位を占める太陽の神様だ。本殿の左側には、赤い鳥居をかまえた境内末社の矢上天神社も創建されている。菅原道真公を祀っており、学業成就・入試合格のご利益のある神様として崇敬され、絵馬も多く掛けられている。

日吉神社では一年を通して、さまざまな祭典が執り行われている。元旦午前0時には、毎年除夜祭と歳旦祭があり、多くの初詣客で境内は賑わいを見せる。

日吉近辺にはいくつか神社があるが、神主さんがいるのはここの日吉神社のみ。とても気さくな神主さんは、「地域の住民はもちろん、慶應の学生の方にもたくさん参拝に来ていただいている」と話す。元旦行事に限らず、普段から、破魔矢を購入する弓術部など、試合での勝利を祈願しにくる慶大生も多くいると言う。

また、普通部の校舎改築の際に、地鎮祭を執り行ったのもこの日吉神社だそうだ。

創立年代は不詳とされるが、昔から日吉の地に位置していたこの神社は地元との縁が強く、慶應義塾とも古くから縁があるように感じられた。(大橋真葵子)