野球総評 明暗分かれた投手陣

3位に終わった春季の雪辱を誓い挑んだ秋季六大学野球リーグ戦。慶大は優勝争いを演じるも結局、6勝5敗2分勝ち点3の3位に終わった。

初戦の立教戦。山﨑錬(商4)のサヨナラ2点本塁打や満塁での代打鈴木裕(商4)の3点二塁打が飛び出すなど2連勝で、勢いよく歩みだした。

それが一転。法大戦からは打撃陣の不振が続いた。2試合連続2得点のみで法大戦を落とし、明大戦に至っては第2戦以降、3試合で合計2点しか取れなかった。チャンスでの一発がなかなか生まれず、チーム打率は0・219の5位に沈んだ。

一方、投手陣は竹内大(環4)、白村(商3)の先発両投手で明暗が分かれた。竹内大は春季、エースとして4勝を挙げたが、今季は役割を果たしきれなかった。立ち上がりを攻められ、2勝、防御率も4・45にとどまった。白村は後半にかけ調子を上げ、明大戦では2試合連続無失点の圧巻の投球。リーグトップタイの4勝を挙げたほか、リーグ1位の51奪三振など、投手陣をけん引する存在に成長した。また、抑え・福谷(理4)の活躍も光った。防御率はリーグ2位の1・04。守護神としての働きをしっかり果たした。

下級生の打撃に期待

秋季は下級生の活躍も目立った。ルーキーの横尾(総1)は明大第4戦で決勝点となるソロ本塁打を放つなど持ち前のパワーを発揮、クリーンナップとして定着した。また、急成長しているのが佐藤旭(商2)。今季1番を任されると、チーム1位の打率を残しベストナインに輝いた。

今季は打撃陣の不振で勝ちきれない試合が多かったが、来年は横尾、佐藤旭のほか、早慶戦で本塁打を放った藤本(環2)や、横尾とともに注目されたルーキーの谷田(商1)など期待できる選手も多い。打撃陣の活躍次第では春秋連覇も狙えるだろう。来年こそは強い慶應の復活に期待だ。 (稲垣遥河)