
法学部で期末試験がある科目は大別すると、語学科目、必修科目、そして一般教養科目の三つである。
<語学科目>
先に挙げた三つのうち、一番大事なのは語学科目だ。
法学部の一年生で一番力を入れるべきは、間違いなく語学科目である。特に第二外国語を落とすと、その時点で三年生秋学期までの第二外国語の再履修が確定する。他学部ならば、秋以降に挽回の余地があるが、法学部は一発アウトで所謂「来日」に陥ってしまう。
これになってしまうと、三年生になってもわざわざ第二外国語の授業を受けるために日吉に来なくてはならない。三年生まで重い十字架を背負う羽目になりたくなければ今からでも勉強に励もう。
語学科目の期末試験は基本的に、試験期間ではなく授業の最終回で行われる。教科書や小テストをしっかり見直して試験に備えよう。
<必修科目>
法学部の必修科目は、成績評価がテストのみ、もしくはテストの比重が大きい科目ばかりだ。要は過去問を入手して、分析した者が勝つ。日頃から授業に出席できていなくても挽回のチャンスが十分にあるというわけだ。
私も前日の夜に勉強を始めた科目でSがきたことがある。授業のレジュメを読み直し、過去問をしっかり解いてテストに備えよう。過去問に関しては、学部の友人がある程度いれば自然と誰かにもらえるので心配しなくても大丈夫だ。
法学部はとくに内部進学や体育会などの人が他学部に比べて多い。彼らは上や横、様々な人脈で過去問を大量に蓄えている。内部や体育会の友人に掛け合ってみることをお勧めする。
持ち込みOKの必修も多い。持ち込む教材やノートのどこに何が書いてあるかなどをなんとなく把握しておくと本番で手間取らずに済むことだろう。持ち込みOKの必修は、落第することは中々ないが、評価基準は少し厳しい。そのため、高得点勝負となる。ゆえになかなか簡単にはSやAを取ることはできない。
<一般教養科目>
一般教養科目に関しては一概には言えないが、必修科目と同じく過去問が大事ということだ。先輩などに同じ授業をとっていた人がいないか聞いてみよう。
(小野寺望)