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自己分析編

就職活動に向けてエントリーシート、面接などの対策を始めている学生が多くなっている。そのどれをする上でも、必要となるのが自己分析だ。自分は何が得意であるかを理解し、そしてそれをどうアピールするかは、これからの就活に一番重要だと言っても過言ではない。自分がどのような人間かを自分で考えることも必要だが、就活塾では客観的にそれを分析することが可能だ。そこで今回は、就活塾で自己分析を体験してみた。

自己分析をするのに使うのが、CUBIC個人特性分析だ。これは通常採用側が行う。「あなたは根気強い性格ですか」「みんなが発言できるような雰囲気づくりに努めますか」などのおよそ100問ある質問に対し、「非常にそうだ」「あまりそうでない」など5段階評価で回答し、回答者の性格や関心事、社会性、意欲を判定する。就活塾ではこれをやってみるのだ。

筆者も実際にやってみた。この分析によると筆者は、「人情的に深入りすることは少ないが、自分と他人とを比較して気にすることがある」という性格と判定。関心事は「科学的なこと」。社会性は「積極性があり、感情が安定していて気持ちにムラがない」。意欲を出すのは、「顕示欲求が満たされる時だ」、という結果となった。

確かにそのような点が自分にはあると共感する。だが、性格などを分析するだけで終わってしまうのではまだ就活に活かすことはできない。ここから自分の長所を見つけることがこの分析における最大のポイントとなる。

例えば、「感情が安定している」であれば、「他人に無頓着と思われやすい」という短所にもなる一方、「落ち着いて行動することができる」という長所にもつながる。このように自分の特徴を結いで長所となる文章をつくることができる。そしてその文章から具体的な話を引き出す。例えば、「バイト先でトラブルが起きても落ち着いて行動することができます」といったことをアピールすることが可能だ。

自己分析によって、自分の長所が見つからない、エントリーシートに何を書くかわからない、ということが無くなるはずだ。一度体験してみてはどうだろう。
(在間理樹)

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