慶應塾生新聞会 三田オフィス
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【特別インタビュー】総合政策学部1年 Sexy Zone 菊池風磨さん

華やかな芸能界で仕事に励みつつ受験戦争を勝ち抜いてきたアイドルがいるのをご存じだろうか。ジャニーズ事務所の最年少グループ「Sexy Zone」のメンバー、菊池風磨さん(総1)だ。学業と仕事の両立に成功している彼の努力や思いを探るため、お話を伺った。(高畑里佳子)

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―慶大を受験しようと思ったきっかけは何ですか。

小さい頃から、祖父に「多くの同志に出会えるから大学には行った方がいい」と言われてきました。祖父が早稲田出身だったため、自分は慶應に行って別の世界を経験してみたいと漠然と思っていました。

大学受験を真剣に考え始めた時、まず何をしたいのかを考えると、心理学や音楽などさまざまなことに興味がありました。そんな中で多種多様なジャンルの学問を学べる総合政策学部を見つけ、自分に合っていると感じました。それが憧れの慶應大学ということもあり、ここを志望するしかないと思いました。

―芸能活動と並行して受験勉強をする中で大変だったことは何ですか。

去年の夏は一日2、3公演ある舞台が一カ月ほど続き、かなり忙しい時期でした。でも「芸能人だから入れたのだろう」と思われたくなくて、頑張れるだけ頑張りました。

大変だったのは限られた時間の使い方です。「どうすれば時間を有効活用できるか」と考えて出した答えが睡眠時間を削ることでした。体力を維持できたのは「慶應に行きたい」という強い気持ちがあったからだと思います。最終的には意地で乗り越えました。

―慶大生となってよかったと思うことは何ですか。

大学でさまざまな友人ができたことです。また、縦のつながりが増えたことです。仕事場で会う先輩方は人として魅力的なので、自分もそういう人になりたいです。

SFCには仕事に生かせそうな授業がたくさんあるので毎日勉強になります。いずれ経営について学んでみたいと思っています。

―続いてお仕事のことをお伺いします。先日発売された新曲、「バイバイDuバイ~See you again~」の中に収録されているソロ曲「FaKe」はご自身で作詞されたということですが、なぜ作詞をしようと思ったのですか。

ライブで、演出や振付を含めてできる限りの表現をしたかったので作詞をしました。「お客さんの脳裏に確実に焼き付くものを作ろう」と考え、気を抜かずに取り組みました。僕たちのグループには「かわいくてアイドルらしい」曲が多いので、あえて逆に「人間臭い」イメージの歌詞をつけました。

―将来自分がこうなっていたい、というビジョンはありますか。

いずれは自分が作詞作曲した曲を世に出したいと思っています。作曲で使うためにギターを練習し始めました。「自分のやりたい曲」を形にできれば嬉しいです。

所属しているグループには僕を含めて5人のメンバーがいます。皆が同じ方向を向くのではなく、それぞれが得意分野を活かし、違う方向に進んでいくことでグループの幅も広がると思います。僕は歌をのばしていき、歌では誰にも負けないようになりたいと思っています。

憧れの先輩である嵐の櫻井翔さんのように、常に新しいことを追い続けたいです。後輩たちの模範や憧れの対象でありつつ、誰にも負けない才能を持ち続けるような人になりたいと思います。

―読者の方にメッセージをお願いします。

人生は一度きりなので、後悔しないように、頑張れるだけ頑張って、怖がらずに色々なことに挑戦してほしいと思います。やらなかった後悔よりやった後悔の方が絶対いいです。僕も、胸を張って塾生だと言えるように頑張っていきます。

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取材途中に、彼は座右の銘を教えてくれた。「Dream as if you will live forever. And live as if you’ll die today.(永遠に生きるかのごとく夢を抱き、今日死ぬかのごとく生きよ)」。揺るぎない信念に心を打たれた。芸能界で唯一無二の存在になるため、今日も彼は走り続ける。