ヘルスケアの課題を解決するアイデアを競う中高生のコンテストであり、大阪・関西万博を前に「いのち」や人生と向き合うイベントでもある「inochi WAKAZO Forum 2023」が2023年12月3日に開催された。

第一部では「睡眠時無呼吸症候群で苦しむ人を減らそう」をテーマに、全国の中高生が課題解決策のプレゼンテーションを行った。中高生らは、昨年7月から約四ヶ月に渡り「inochi Gakusei Innovators’ Program」に参加しており、関西・関東・北陸・九州の四地域から優秀チームが登壇した。同プログラムでは中高生のチームに大学生メンターが付き、医師や患者など当事者へのヒアリングを通して課題解決策の考案・実装に取り組む。

優勝した八千代松蔭高のチームは、気道に空気を送って睡眠中の無呼吸を防ぐマスク「CPAP」による髪の乱れを解消するグッズを開発。現在も企業と連携しながら、社会実装に向けて活動している。

第二部では、人々が命を守り合う社会の実現に必要なことを考えるパネルディスカッションや、死から生について考える企画「LAST WORDS」を実施。自身のヘルスケアデータを寄付し、社会に還元することで誰かのいのちを守る「inochiのペイフォワード」など、万博での実施を目指す取り組みをもとに、いのちの循環について議論が行われた。

 

パネルディスカッションの様子

 

本イベントは、一般社団法人inochi未来プロジェクトと、その学生支部である「inochi WAKAZO Project」の共同主催で行われた。「若者の力でいのちを守る社会を創る」を目標に活動する同学生団体には、塾生も所属する。今年度は薬学部、法学部、環境情報学部、文学部生が、イベントの運営や中高生のサポートに携わってきた。メンバーの武村綾音さん(薬学部1年)は「ともに活動してきた中高生の行動力、リサーチ力、プレゼン力、そしてチームづくりに驚かされるばかりだった。経験値を上げ、自らの課題を見つけるために有意義な活動になった」と振り返った。

inochi WAKAZO Projectでは、中高生とともにヘルスケアの問題で苦しむ患者さんを救うために必要なことを考え、実際に誰かを救うために動くことに興味がある人、そんなプログラム運営に関わってみたい人を募集している。
また、医療系に限らず様々な学部の学生を募集している。

次年度の活動に興味のある方は、inochikanto@gmail.comまで。

HP: https://inochi-wakazo.org

X:https://twitter.com/inochigakusei

Instagram:https://www.instagram.com/inochi_gakusei/?hl=ja

(青島百花)